【エクアドル】 ガラパゴス諸島ってこんなところ

前回の記事でガラパゴス諸島に行ってきたことを書かせてもらいました。

 

今回の記事では、「そもそもガラパゴス諸島ってどんなところ?」

ということを書いていきたいと思います。

 

【エクアドル】 ガラパゴス諸島ってこんなところ

 

ガラパゴス諸島のある場所

ガラパゴス諸島は、南米エクアドルという国にある島々の総称です。

 

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南米大陸は世界地図上でここ。日本からはだいたい地球の裏側近くに位置します。

 

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地図上では、南米大陸の左上の方にエクアドルという国はあります。

エクアドル自体は日本の2/3ぐらいの大きさです。

北にコロンビア、南と東にペルー国境、西は太平洋に面しています。

ちなみにエクアドル(Ecuador)という国名は赤道(Ecuator)という言葉が示すとおり赤道直下にあります。

 

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ガラパゴス諸島は、エクアドル本土から西に約900km離れたところにあります。

900kmというと、だいたい東京から佐賀ぐらいまでの距離です。

アサヒ・スーパードライの350mL缶(高さ約12cm)を縦に750,000本並べたぐらい離れているということになります。

 

ガラパゴスの島々

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“ガラパゴス”という名前はひとつの島についているのではなく、いくつも島の総称です。

代表的な島の数は19で、大小合わせると100以上もの島があるそうです。

ガラパゴス諸島というと、イグアナやリクガメなどが多数生息する動物たちの楽園といった語られ方をすることが多く、人が住んでいるというイメージは浮かべにくいかもしれません。しかし、全体では約2万人の人が住んでいるそうです。

ガラパゴス最大の島であるイザベラ島は、山梨県と同じぐらいの面積があり、標高約1700mの火山があったりします。

ガラパゴスのほぼ中心に位置するサンタ・クルス島には最大の街であるプエルト・アヨラがあり、そこには1万人以上の人々が生活をしています。

一方で、ガラパゴスには人が住んでいない島も数多くあります。

観光での入島はガイド同伴でないと禁じられているのもあって、多くの場所では自然や生き物たちが、人間の影響を受けずにそのままの形で存在しています。

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ガラパゴスの生き物たち

ガラパゴスはユニークな生き物たちの宝庫です。

ガラパゴスは海底の火山によって島々が形成されています。陸地から遠く離れており、大陸と繋がった歴史もないため、島には独自の生態系を持った生物のみが存在しています。

陸地には鳥とイグアナとトカゲ、カメ、海沿いにはアシカ、カニ…ざっと分類するならそれぐらいしかいません。

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(上2枚の写真)ガラパゴスゾウガメ。甲羅の形が違います。

同じガラパゴス諸島のゾウガメでも、生息する島によって微妙に形が異なっています。

これは、島ごとに異なる環境に合わせて生物たちが適応していった証であり、『種の起源』で知られるチャールズ・ダーウィンが『進化論』を考え付くためのヒントとなったそうです。

ゾウガメ以外にも、ガラパゴス諸島には色々な生き物が生息しています。

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アカアシカツオドリ

 

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アオアシカツオドリ

 

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ウミイグアナ

 

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リクイグアナ

 

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ガラパゴスペンギン

 

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ガラパゴス諸島の生き物たちは人間に対する警戒感皆無です。

そのため、生き物たちを間近で観察することが可能です。

ユニークな野生生物たちを手の届く距離で観察できる…それがガラパゴス諸島の最大の魅力です。

 

 

世界遺産

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ガラパゴス諸島はユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されています。

世界遺産に登録されたのは1978年と、ガチの初期に登録されているのもポイントです。

最近の世界遺産は、ありがたみが半減してしまうほどあちこちで登録されまくっているような気がします。あれも世界遺産、これも世界遺産となってしまえば、ともすれば関ヶ原ウォーランドでさえ世界遺産に認定されてしまうかも…。

そんな世界遺産登録ラッシュの中において、ガチの初期勢が放つオーラはマジ世界遺産感に溢れています

ガラパゴス諸島はそんなガチ最古参の一員なのです。

 

ガラパゴス諸島へ行くためには

ガラパゴス諸島は魅力満載の場所ですが、残念ながら日本からの直行便はありません

ガラパゴスへは、エクアドルの首都であるキトや、第2の都市グアヤキルといった場所から飛行機に乗る必要があります。

そもそもエクアドルにしても日本からの直行便はなく、アメリカ等を経由していく必要があります。ちなみに、例えば日本の成田空港からアメリカ経由でエクアドルへ行く場合、最短でも21時間ほどかかります。

遠いので、行くためには中々まとまった休みがないと難しいのが辛いところです。

 

ちなみにガラパゴス諸島内では、好き勝手に自然の中に入っていって観光することは禁じられているので、ガイド同伴のツアー等に参加する必要があります。

日本でもツアーに申し込むことは可能ですが、エクアドル現地の旅行社でツアーに申し込むという手もあります。

日本からのツアーは、日本語通訳が付いたりして、事前準備も現地でも楽で良いとは思いますが、その分旅行費は割高になります。

旅費を安く済ませたい場合は、エクアドルの都市にある旅行会社で、『ラストミニッツ』という出航間近のツアーが席を埋めるために格安で販売しているものに申し込むのがおすすめです。一方で、ラストミニッツをあてにするのは、いろいろと確実性に欠けてしまうのが欠点です。現地での申し込みは大抵の場合英語かスペイン語になりますし…。

その辺は予算と、語学力と、その他諸々の都合によって決めるといいでしょう。