3月の笠ヶ岳 クリヤ谷から 【後編】

好天が約束された2日間に笠ヶ岳を目指し、クリヤ谷から入山しました。

途中から広サコ尾根を登り、本峰の登りの手前で幕営。

 

今回は登頂日の記録です。

3月27日

4:30ごろ、まだ暗いうちに目を覚まして出発の準備を始めました。

 

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5:34 おはようございます。今日も素晴らしい天気。

 

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5:37 笠ヶ岳山頂へ向け、急斜面を直登していきます。雪はしっかり締まっていて、アイゼンの爪が子気味良く雪面を捕らえてくれます。

 

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5:48 少しずつ、笠ヶ岳の山頂が近づいてきます。

 

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5:54 頂上稜線まで乗り上げました。ここまでこればあと一息です。風も弱く、条件的に申し分ありません。

 

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5:57 大キレットの少し横、南岳からご来光。

本当は山頂から朝陽を拝みたかったのですが、間に合わず。

少し残念ですが、ここから見る景色も十分素晴らしいので良しとしましょう。

 

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5:59 いよいよ最後の登りです。空身で来ているので身は軽いですが、空気が薄いせいがすぐに息が切れてしまいます。

焦らず、一歩一歩進んでいきました。

 

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6:02 振り返れば、昨日ヒーヒー言いながら登った尾根が見えます。

 

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6:05 朝陽の色に染まる雪面。

 

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6:11 笠ヶ岳山頂に到着しました。標識は雪の下。祠もほとんど雪に埋まっています。

 

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3月の笠ヶ岳山頂からの景色。笠ヶ岳山荘や、北アルプスの山々が遠く見渡せます。

黒部五郎岳、双六岳…遠くには立山、劔岳も見えています。

 

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笠ヶ岳山頂より槍穂高。苦労して登ってきて本当に良かったと心から思う、充実した時間が過ぎていきます。

 

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6:27 大キレットの上に輝く太陽が、幻日を映し出していました。

 

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6:29 下山中。

 

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6:49 幕営地点あたりから、笠ヶ岳山頂方面を振り返ったところです。

 

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8:29 クリヤ谷を見下ろしたところ。

 

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8:16 雪はしっかりと締まっていたので、沢状地形のところをまっすぐに駆け下りました。

 

傾斜が緩く開けた地形で昨日自分が付けてきたトレースと合流し、後はトレース通りに来た道を戻っていきました。

槍見館の登山口まで降りてきて一安心。その後疲れた体での車道歩きは、距離はそこまで遠くないものの少しうんざりした気分でした。

山歩きはそんなに辛いとは思いませんが、車道を歩くのは何故こんなに辛いのでしょうか。

昼前には駐車場に戻って来ることができ、今回の山行は終了です。

両日とも素晴らしい天気に恵まれ、絶景も堪能できて満足度の高い登山でした。