万能ネックウォーマー/ヘッドウェアの『Buff(バフ)』を紹介します。
ペラペラで見た目は結構頼りないですが、意外と保温力もあり、何より厚すぎないので暑すぎないのが魅力だと思っています。
フリースのネックウォーマーを以前使っていましたが、個人的には冬に行動中に装着するとオーバーヒートするので、今は使っていません。
Buff(バフ)は、軽くてかさ張らないし、オールシーズン山に持っていっています。
【BUFF】 登山・クライミングの万能ヘッドウェア
Buff(バフ)の外観
購入時はこのような状態でした。
黒や紺など、暗めカラーが多いので、アクセントとして赤色にしました。
Buffは様々なカラーが発売されているので、好みのカラーやパターンのものを探してみるのも楽しいですね。
長い筒状の形をしています。
まとめるとこのようにリング状にすることもできます。
Buff(バフ)との出会い
Buffの存在は以前から知っていました。「あんなもの中途半端で本格的な登山じゃどうせ微妙でしょ」と、ちょっと侮っていたのがその存在を知った時の印象です。「多機能・便利」みたいなのは「何にでも中途半端」というのがよくあることだったからです。なので、Buffが店頭に並んでいるのを見たことはありましたが、手に取る気すらありませんでした。
そんな考えが変わったのが、エクアドルで某山を登山した時。
エクアドルで出会った国際山岳ガイドが、Buff(類似品かも知れませんが)を5000m峰で、ネックウォーマー&マスクとして使っていたので、それから考えが改まりました。
エクアドルの国際山岳ガイド。エベレスト無酸素登頂や、アコンカグア、デナリなど、山の経験豊富なナイスガイ。
過酷でハードな登山経験豊富な人間が、山でのガイド業に使用しているアイテム…悪いはずがありません。
それから自分の中で、Buff(バフ)に対する興味が一気に高まり、日本に帰国後早速購入の運びとなりました。
Buff(バフ)の魅力
結構ペラペラの素材でできています。手に取った感じ、「こんなので温かいの?」と冬山で使うことを想定すると、不安を覚えるぐらいです。
でも、この薄さが良いのです。
山(特に冬山)では、行動中に暑くなってたくさん汗をかくと、その後に必ず汗冷えで辛い思いをします。
「寒くないけど、行動中暑くもない」という絶妙なバランスのウェアが、過酷な環境では非常に役立つのです。
BUFFの薄手素材は、その暑くも寒くもないという絶妙な温度管理を手助けしてくれるのです。
寒がりな方は、ネックウォーマーも一緒に持っていけば温度管理がやりやすいかもしれませんね。
一応小さな縫い目(接合箇所)はありますが、ほぼフラットです。
肌触りがとても良いのもGOODです。
行動中、暑くなったら脱いで、手に巻きつけておくことができます。
これができるのが、意外と便利です。
厚手のネックウォーマーや帽子は、暑くなって脱いだ後に扱いにちょとだけ困ります。いちいち立ち止まってザックを下ろして中に入れるとかするのは面倒だし、ジャケットやズポンのポケットに入れるにしては大きすぎることもあるし(モッコリしてしまう)。
薄い素材なので通気性は高いです。マスクとして使っても、息苦しさはほとんどありません。
通気性が素晴らしいのでサングラスと併用しても曇らない…と書きたいところですが、多少曇ります。こればかりは、どのネックウォーマーやフェイスマスクをしていても曇ってしまうので、仕方がないところなのかもしれないですね。
キャップ代わりに使うことも可能です、
自分の場合、ネックウォーマー・フェイスマスクとしての仕様がほとんどなので、帽子の代わりに使ったことは数回しかありませんが…。
アイデア次第で他にも様々な使い方ができるかもしれませんね。
便利な万能ヘッドウェア、Buff(バフ)。おひとついかがでしょうか?
通常のポリエステルバージョンに加えて、天然素材であるメリノウールの製品も出ています。
ディーアイが使っている赤いやつ。派手派手パターンや、寒色やダークカラーは多いのですが、単色でないシンプル系の赤が意外と少ない。好みのカラーを探すのも楽しいですね。
こちらの記事もどうぞ