『チープカシオ』と呼ばれるカシオの安い腕時計をアウトドア(登山など)のために購入しました。アマゾンで900円。
ス○トとかプ○トレックとか、登山用の時計はいろいろ販売されていますが、自分の場合は時間が知りたいだけなので、多機能は無駄機能(個人的に)。それとアウトドア用の時計は「タフさ」をアピールしたいのか、デカくてゴツいのが多いのも納得できなかったです。
時計として普通に使えて、軽くて邪魔にならず、ラフに扱えるもの、という条件で探した結果に行き着いたのが、今回紹介するチープなカシオの腕時計『F-91W-1JF』でした。
CASIOの腕時計F-91W-1JFを登山で使用
製品外観
チープカシオと呼ばれるだけあって、値段は安く、質感は値段なり。
高級感あふれるジュエリーウォッチとは対極に位置する存在です。
時刻はデジタル表記。曜日や日付もわかります。
ストップウォッチやタイマーの機能もあり(自分は使わないけど…)
時計ケースはプラスチック製。裏蓋はステンレスチール。バンドはウレタン樹脂製です。
電池は約7年持つらしいのですが、ネットでの評判を見ている限り7年経つ前に樹脂製のバンドが切れて寿命を迎える確率の方が高そう。
重量わずか21gで非常に軽いです。薄型設計でコンパクト。
時計に質感を求めず、ただ単純に「今の時刻が知りたい」という方にとっては、軽くて邪魔にならないということは、大きなアドバンテージです。
一般的な腕時計は、竜頭(りゅうず)の部分が飛び出しているので、登山中に岩場などに手を置いて手首を返した時に、手の付け根に刺さることがあります。
これが地味に痛いのです。(過去には腕時計の竜頭を金属用ヤスリで削って使っていたこともありました)
カシオ F-91W-1JFは竜頭が出っぱっていないので、咄嗟に手を突いた時など、竜頭が手の甲の付け根に刺さって「痛っ!」ということがほとんどないです。
岩場の多い山を登るときなど、これは地味にウレシイ。
防水機能は、日常生活防水程度。
雨に濡れたり、汗をかいたりする程度なら耐えられそうです。
装着した状態で沢登りとかをする場合は、壊れてしまうかもしれません。
時刻の表記は12時間・24時間とボタンひとつで切り替え可能。
山での使用場面など
とりあえず富士山で使用してみましたが、やはり腕時計は便利です。スマホとか出して時間を調べるのはちょい手間ですが、腕時計ならサッと時間を調べることができます。
予定通りのペースで歩けているかなど、ペース配分を調べるのに腕時計は便利。デジタル表記の視認性も○。
横岳西壁・大同心を南稜~ドームと登攀しましたが、腕時計を着けたままクライミングしました。クライミング中、普通の金属製の腕時計は着けていると邪魔だし、着けてる腕がちょっと重くなって違和感があるのですが、重量21gのこの安いカシオの時計は着けていても違和感がありません。
岩に何度かぶつけて傷が入りましたが、安いので全然気にせず使えます。
カシオF-91W-1JFの良いところ
登山などで、「現在時刻を知りたい」という用途では、不足のない機能を発揮するチープカシオの腕時計。
使わない機能満載で、無駄にデカくてゴツいアウトドア専用時計に魅力を感じない人(でも腕時計は欲しい)にとっては、ある意味オススメです。
~F-91W-1JFの魅力・まとめ~
・「時を知らせる」という時計本来の機能がしっかり備わっている。
・価格が安いので傷がついたり壊れても(経済的・精神的)ダメージが小さい。
・実用性重視の超ダサいデザインが一周回ってカッコイイ。
もうちょっとタフで、防水性能が高い時計が必要なら、G-Shockの小さめのヤツもいいかもしれませんね。F-91W-1JFが壊れたらこっちも買ってみるかもしれません。
こちらの記事もどうぞ