【CR-EF-EOSR】EOS RでEFレンズを使うマウントアダプター

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EOS Rと一緒に購入したマウントアダプター『CR-EF-EOSR』。キヤノンの一眼レフカメラ・EOSシリーズに対応した『EFレンズ』を、ミラーレスカメラ・EOS Rシリーズで使うための製品です。

このマウントアダプターがあれば、キヤノンの一眼レフ用に買い揃えたレンズ資産を、EOS Rで活用することが可能。キヤノンの一眼レフから同社のフルサイズミラーレスに乗り換えたとしても、レンズをイチから買い揃えなくても済みます。

このマウントアダプターの存在が、メインカメラをEOS 6DからEOS Rに移行した理由のひとつになりました。

EOS Rで実際にマウントアダプターを介して、所有しているEFレンズを使用してみたので、その感想なども含めて書いていきたいと思います。

 

コントロールリングマウントアダプター EF-EOSR使用感など

 

製品外観

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『ER-EF-EOS R』

キヤノンの一眼レフカメラ、EOSシリーズの『EFマウント』対応レンズを、キヤノンのミラーレス一眼カメラEOS Rシリーズの『RFマウント』に変換するためのアダプター。

小型ですがカッチリとした精巧な作り。マウントの接合部には防塵・防滴のためのゴムでシーリングがされています。

 

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電子接点搭載で、EFレンズのAF(オートフォーカス)やIS(手ブレ補正)が問題なく動作し、EXIF情報も保存されます。

EOS Rシリーズ対応の「RFレンズ」のウリのひとつである『コントロールリング』つき。コントロールリングには、設定で好きな機能を割り当てることが可能です。私はISO設定を割り当てています。

正直言ってEOS Rは6Dに比べると設定を素早く変えたい時とか、ボタン類が少なくてやりにくいので、スピーディな操作の助けとなるコントロールリングは結構ありがたいです。

 

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EOS Rに装着したところ。メーカー純正だけあって、装着してもデザイン的に全く違和感がありません。

 

キヤノン純正アダプターの良いところ

マウントアダプターを購入したのは今回が初になりますので、他社の製品との比較はあまりできないのですが…(他カメラで非純正のアダプターを使わせてもらったことは何度かあります)。

やはり純正マウントアダプターの良いところは、動作の安定性。コレに尽きます。EFレンズのオートフォーカス、手ブレ補正が問題なく使用できます

オートフォーカスはスッと合って、迷いもなく正確です。2019年4月現在、まだRFレンズのラインナップが少ない中、豊富なラインナップを誇るEFレンズがEOS Rシリーズで違和感なく使えるのはありがたいです。

 

一眼レフとの比較写真

マウントアダプターを装着したEOS Rと、キヤノンのデジタル一眼レフカメラ(EOS 6D)の比較画像です。

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EOS R(左)とEOS 6D(右)
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EOS R(左)とEOS 6D(右)

マウントアダプターを装着することで、ミラーレスカメラの利点である「薄さ」は、なくなってしまいますね。

ちなみにEOS 6Dの重量は680g(本体のみ)、EOS Rの重量は580g(本体のみ)。これにコントロールリングマウントアダプター(重量130g)を装着すると、アダプターを装着したEOS Rの重量は710gとなり、EOS 6Dよりも少しだけ重くなってしまいます。

 

EF40mm F2.8 STM

EF40mm F2.8 STMは、フルサイズセンサー対応のパンケーキ型レンズ。 カメラに装着した状態で、厚さはわずか2.4cm。それだけの薄さにも関わらず、開放からシャープに写る単焦点レンズ(ズームのないレンズ)です。

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マウントアダプターを介することで、このレンズが持っている特徴のひとつ「薄さ」をスポイルしてしまうことになりますが、それでも十分コンパクトに持ち運び可能です。

 

【作例】

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EF40mm F2.8 STM

40mmという画角は、風景から人物の撮影など、こにレンズ一本で意外となんでもこなせて便利です。開放(F2.8)の周辺減光も、個人的には味があって好きです。当レンズには手ブレ補正機能は未搭載。EOS Rにボディ内手ブレ補正が無いのが残念。

 

EF24-105mm F4L IS USM

広角から中望遠までこなせる万能ズームレンズ。防塵・防滴構造なのでアウトドアでの使用でも有利です。個人的には、登山での使用率No.1のレンズです。

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私が所有しているEF24-105mmレンズはかなり使用感があるので、まだ真新しいEOS Rに装着すると違和感がありますね。多少重量のあるレンズですが、EOS Rはグリップ感が良いので、持ってみるとバランスは悪くありません。

 

【作例】

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EF24-105 F4L IS USM

とりあえず登山などで1本持っていくならこのレンズ。単焦点レンズなどに比べるといくらか画質は劣りますが、それでも十分に高画質。リニューアルされたII型も出ていますが、重量が増してしまっているので旧型を修理して使い続けています。

 

EF16-35mm F4L IS USM

16mmという超広角をカバーするズームレンズです。このクラスのレンズとしては軽く、画質も良いので気に入っています。手ぶれ補正機能も搭載されているで、暗所でも意外と手持ちで撮れます。

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マウントアダプターで使用するとレンズが結構長くなってしまいます。パッと見は超広角っぽくない印象。

 

【作例】

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EF16-35mm F4L IS USM

手ブレ補正も付いており、暗くても結構手持ちで撮影可。(フルサイズの超広角にしては)割と軽い当レンズ。登山やアウトドアで、機動力を活かした撮影が可能です。

 

EF70-200mm F4L IS USM

通称「白レンズ」。開放から素晴らしくシャープで、(望遠レンズとしては)小型軽量な作り。ズーム時もレンズが伸びない作りなので、使い勝手は良好です。

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とりあえずCanon EFマウントで望遠レンズが欲しけりゃコレを買っとけという本レンズ。マウントアダプター分ちょっと長くなりますが、元から長いレンズなのであまり関係ナシ。

 

【作例】

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EF70-200mm F4L IS USM

個人的に望遠レンズを持ち出す機会は少ないですが、使う度に「やっぱ良いわ~」と再確認させらる描写力。EOS Rで心配していたフォーカスの精度・速度は、(動きモノはあまり撮らないので)個人的には問題なし。EF70-200mm F4Lは現在モデルチェンジしたII型が販売されています。

 

EF100mm F2.8L MACRO IS USM

『ハイブリッドIS』という、マクロ領域でも効果的に手ブレを抑制する機能を搭載したキヤノン渾身のマクロレンズです。

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流線型の胴鏡デザインが、EOS Rとマッチしているような気がします。EOS Rに搭載されているバリアングル液晶と、マクロ撮影の相性は良いです。

 

【作例】

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EF100mm F2.8L MACRO IS USM

個人的には高山植物目当てに山に登ったりすることは少ないので、マクロはブツ撮りとかでの使用が多かったりします。

 

どちらのアダプターが買いなのか

今回私が購入したのは、コントロールリング付きのマウントアダプターですが、コントロールリング無しのキヤノン純正アダプターも発売されています。

こちらの方がシンプルで、コントロールリング付きのアダプターに比べると値段も安く重量も軽いです。

オート撮影がメインの方など、コントロールリングを使う機会がない場合はこちらを選択した方が良いかもしれませんね。

 

こちらが、私が購入したコントロールリング付きマウントアダプター。マニュアル撮影中心の方や、設定を細かく変更しながら撮影する場合などは、こちらのマウントアダプターがおすすめです。EOS Rの操作が快適になります。

 

どちらのマウントアダプターも防塵・防滴構造なので、アウトドア(山岳地帯)での使用にも安心感があります。

※防塵・防滴に対応したレンズ・ボディを使用する必要あり

 

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