今回は水に濡れる環境での使用、沢登りや滝の撮影という点にフォーカスを当てて、OLYMPUS OM-Dシリーズの素晴らしさを語ります。
ディーアイはオリンパスのOM-D E-M5 Mark IIというカメラを使用しています(Canon EOS 6Dも併用していますが)。OM-Dはいわゆるミラーレスと呼ばれるレンズ交換式のカメラです。マイクロフォーサーズ規格。
沢・岩・雪山などの遊びを記録し、作品として残すために買ったオリンパスのミラーレスカメラ・OM-D E-M5 Mark II…。
結果として、目論見は大当たりでした。
フルサイズの一眼レフカメラと比べて、小さくて持ち運びしやすいのは大きな利点ですが、それ以上に耐水性・手ブレ補正の性能が素晴らしく、沢(水に濡れる環境)では手放せないカメラとなっています。
では、その素晴らしい点について語っていきます。
オリンパス OM-Dシリーズは沢登りに適したカメラ
沢だとか滝撮りとかで使用すると多少濡れることもありますが、OM-D E-M5 Mark IIは全くビクともしていません。
オリンパスのミラーレスカメラ・OM-D E-M5 Mark IIを使って撮影を行う人。
抜群の耐水性
OLYMPUS OM-Dを購入した初っ端から、カメラ・レンズが濡れるような環境でガンガン使用しています。
時には滝に打たれ、時には雨に降られる環境で使用していますが、今のところノートラブル。普通の一眼レフ/ミラーレスなら多分ぶっ壊れていると思います。
沢登りでは、ガンガン濡れながら滝を登っていく場面もあります。
使っているザック(バックパック)自体にそこそこの耐水性があるのに加え、カメラ本体も強力な防滴性能を備えているので、凄く濡れる場面では雨蓋の中にポイっとカメラを放り込んでいます。
外人がOM-Dシリーズ(E-M1)の耐水性を試している動画。レンズはM.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROでしょうか。
Drown it, Shoot it! - OMD EM1 Timelapse & Water Resistance tests...
ここまでやる気は流石にないですが、動画で見る限り問題なく動作しています。驚異の耐水性と言う他ありません。
抜群の手ブレ補正機能
オリンパスのミラーレス一眼に搭載されている手ブレ補正は素晴らしいと評判です。
OM-Dシリーズのカメラには、シャッター速度にして、約5段分の手ブレ補正効果があるとのこと。約5段というと、1/125秒が1/4秒になるぐらいの差です。つまり、手ブレしない限界が1/125秒でシャッターが切れていた場合、OM-Dの手ブレ補正機能を利用すれば、限界値1/4秒まで手ブレせずにシャッターが切れるという計算になります。
この超強力な手ブレ補正機能が、沢登り中に手持ちでのスローシャッター撮影を可能にしています。
上記3枚の写真はすべて手持ちで撮影を行っています。シャッター速度は1/6秒~1/8秒ぐらいです。頑張ればもっと長秒でも撮れそうです。
沢登りの場合は、滝の登攀なども行うため危険も多く、遡行に必要のない装備(三脚)などは基本的に持っていきません。また私事ですが、三脚を出して構図をゆっくり決めていようものなら、写真にあまり興味のないディーアイの相方から怒号が飛んできそうです。
手持ちでぱっぱとスローシャッター表現ができる強力な手ブレ補正機能は、沢登りはもちろんのこと、滝の撮影でも時間が限られている方には便利ではないでしょうか?
撮影風景と作例
沢登りの際、OLYMPUSのミラーレスカメラ・OM-D E-M5 Mark IIを使っている撮影者の姿と、撮影した作例をご紹介します。
撮影風景
OM-D E-M5 Mark IIで実際に撮影した写真
撮影風景
OM-D E-M5 Mark IIで実際に撮影した写真
撮影風景
OM-D E-M5 Mark IIで実際に撮影した写真
OM-Dシリーズについて
OLYMPUSのミラーレスカメラ、OM-Dシリーズにはいくつか種類があるのでここではざっとご紹介していきます。
OM-D E-M1 Mark II
OM-Dシリーズのフラッグシップの第二世代。防塵・防滴機能はもちろん-10℃低温動作保証。2037万画素。AF121点測距。記録メディアダブルスロット。手ブレ補正機能は5.5段分。574g。
OM-D E-M5 Mark II
OM-Dシリーズの中級機。ディーアイが使っているモデル。防塵・防滴機能。-10℃低温動作保証。1605万画素。AF81点測距。手ブレ補正は5段分。E-M1譲りのタフさがあるが、より安くて軽いのが魅力。469g。
OM-D E-M10 Mark III
OM-Dシリーズの末弟モデル。こちらは防塵・防滴機構は不搭載なので注意。低温動作保証は0℃まで。1605万画素。AF121点測距。手ブレ補正は4段分。410g。
※注意点
OM-D E-M5シリーズ(もしくはE-M1シリーズ) は、強力な耐水性がありますが、その耐水性を発揮するためには使用するレンズも防塵・防滴仕様でなくてはいけません。
カメラが濡れるような環境で使用する場合は、OLYMPUS M.ZUIKO PROシリーズのレンズを使用することを推奨いたします。
M.ZUIKO PROシリーズのレンズは全て防塵・防滴仕様です。
M.ZUIKO PROシリーズの超広角レンズ。35mm換算14-28mm。風景写真に相性が良さそうです。
M.ZUIKO PROレンズの標準ズーム。35mm換算24-40mm相当。使いやすい焦点距離の万能レンズです。
M.ZUIKO PROシリーズの単焦点レンズ。35mm換算34mm相当の画角。明るい単焦点レンズでは珍しい防塵防滴機構搭載。
M.ZUIKO PROシリーズの便利ズーム。35mm換算24-200mm相当。コレ一本で大体の撮影がまかなえます。
当ブログではカメラ(O-MDシリーズ)の高い耐水性について述べていますが、実際にカメラを濡らす場合は自己責任でお願いします。当ブログの記事を参考にして発生したトラブルに対して、一切の責任は負いかねます。
※その後発生した水没故障に関する記事
カメラと一緒に揃えたいもの
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