厳冬期の北アルプス 明神岳5峰 【後編】

前編・中編からの続きです。

 

厳冬期北アルプスの穂高山域、他人のトレースに頼らず、自分の力だけで登りたい。

その思いから2月に明神岳5峰を目指すことに決めました。

2月3日は7番標識天然クーラー前、南西尾根入り口付近から登り始め、急登のラッセルに苦しみながらも明神岳5峰の肩まで登り、テントを張りました。 

 

2月4日

快晴。この日はテントから目と鼻の先にある5峰のピークに達して、後は下るだけです。

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6:41 日の出前にテントを出発。5峰は近いので空身でピストンします。

 

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6:57 奥穂に朝陽が。モルゲンロートの始まりです。

 

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6:58 西穂も目覚め始めた様子。

 

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7:01 ちょっとした岩場を越え、登りきったところで朝陽とご対面。

 

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7:02 明神5峰登頂です。古いピッケルが目印となる印象的なピーク。

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明神5峰より上高地方面。

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明神5峰より蝶ヶ岳方面。

 

本当は明神主稜縦走をやってみたいという欲もありましたが、そこまで行ってしまうと下降が奥明神沢か、同ルートピストンかになってしまう感じです。

今の時期に沢を下るのは避けたいし、ソロで2峰の懸垂と登り返しをやるのもリスクが高いので、自分の実力に合わせたところで無理せず引き返すことにしました(非常に強い誘惑はありましたが…)。

 

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7:12 5峰直下はちょっとした岩場があるので、気を抜かずに下降していきます。

 

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7:28 風の置き土産、シュカブラ。

 

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7:29 テントまで戻って来ました。一休みした後、テントを畳んで下山を開始します。

 

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8:02 明神岳西南尾根は急登なので、下山も気を抜きたくないところです。

 

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8:08 このアングルから見る西穂~奥穂も新鮮で良かった。再訪できることを願い、帰路に就きます。

 

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8:17 自分がつけてきたトレースがあるので、帰りは楽チンです。

 

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9:25 登りではラッセルに散々苦しみ、素晴らしく時間のかかった南西尾根は、時たまシリセードも交えて下ったらわずか1.5時間で天然クーラーの標識まで戻ってきてしまいました。

 

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9:46 トレースの消えた岳沢登山道を、上高地に向けて歩いて行きます。

 

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10:03 岳沢登山道入り口まで戻って来ました。

 

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10:10 上高地には舗装路のようなトレースあり。

 

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10:24 河童橋から穂高連峰。

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同じく河童橋から、焼岳。

冬の上高地は今回が初めてでしたが、晴れた土曜日の河童橋や大正池付近は大勢の入山者の姿がありました。

夏ほどの賑わいは無いにしても人里に戻ってきた感が強かったです。
白い穂高連峰を何度も振り返りながら、無事下山できたことの喜びを感じながら帰路に就きます。

 

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11:16 大正池と穂高連峰。

 

厳冬期の穂高の1ピークに、麓から他人の力を借りずに登りきる、という目標も達成した、2泊3日の充実した山行でした。

 

厳冬期の北アルプス 明神岳5峰【前編】

厳冬期の北アルプス 明神岳5峰【中編】