何年か前にエクアドルに行ってきました。
目的は高所登山だったのですが…。
まず、目標としていた山のひとつである、コトパクシ(5897m)は、噴火の影響で登山規制されており登れず。
エクアドル最高峰のチンボラソ(6310m)も、一度挑戦してみましたが、雪がなく登山道が不安定で諦めざるを得ませんでした。
ガイドからは
「もうすぐ雨季が来る。そうすれば、チンボラソの不安定な道は雪で閉ざされて安定するはずだ。それまで待つといい」
というアドバイスを受けたため、しばらく山のことは忘れることに。
そして、せっかくはるばるエクアドルに来たことだし…
と、同国観光における最大の目玉といってもいい場所に行くことにしました。
その場所の名は、ガラパゴス諸島。
もしかしたら、エクアドルという国よりも、ガラパゴスという単語の方が有名かもしれない場所です。
【エクアドル】 ガラパゴス諸島に行ってみた
エクアドル本土からガラパゴス諸島までは結構離れています。
なので、移動には飛行機が必要です。
更に、ガラパゴス"諸島"というだけあって、観光は基本的に島を巡りながら行うので、クルーズツアー等に参加する必要があります。
ガラパゴスに行くと決めたので、即行動です。
まずはカヤンベ登山でお世話になった旅行社にダッシュ。
金ヅルが来たので、向こうはニコニコ出迎えてくれました。
ラストミニッツという、出航間近のクルーズツアーが格安販売しているところで空いている席を探してもらいました。
飛行機代も含めて8日間のツアーで、2,000ドルぐらいの料金でした。
一番安いツアーよりもちょっと上のクラスということですが、この料金が高いのか安いのかはちょっと不明です…。今更調べて損した気分になるのも嫌なので、他所の料金はチェックしないことにしました。
結局は、アレコレケチって機会を逃すよりも、また来るかどうかわからないエクアドルだからこそしっかり楽しみたいと思い、何とか予算を捻出しました。
ガラパゴス1日目
エクアドルの首都キトから、国内線のタメ航空の(いつも遅れる)飛行機に乗り込んで空の旅。
エクアドル第2の都市、グアヤキルを経由してガラパゴス諸島へ。
ガラパゴス諸島の島のひとつ、バルトラ島にある空港に到着しました。
それから入国審査みたいな雰囲気のカウンターがあり、入島料金みたいなので100ドル支払いました。
正直「また金取るのかよ…」といった気分です。高いツアー料金を払った後なので財布にボディーブローを食らった感じです。
ヨット・ダーウィンという船に乗ってのクルーズ・ツアー(島巡り)です。
ちなみに船内の言語は、
スペイン語◎(船員はスペイン語のみ)
英語○(ガイドは英語で喋る)
日本語×
英語が喋れてよかった…!(日常会話レベル)
船内のベッドルーム。相室になったのはフレンドリーでお茶目なスイス人でした。
初日はカニとペリカンを見ました。
ガラパゴス2日目
船上での一晩が明けました。
オシャレなビーチに船は停まり、我々は何とか島(名前忘れました)の散歩へ。
船酔いになったので、揺れない大地に両足で立てるのが嬉しかったです。
アカアシカツオドリ。
ガラパゴス諸島の生き物たちは、人間に対する警戒感皆無です。
近づいて写真を撮っても、全く警戒されません。
島のルールでお触りはNG。
ウミイグアナを接写。
船上で美しい夕陽を見送りました。
ガラパゴス3日目
この島の周りでサメを見ながらシュノーケリングをするという、泳げないオイラからすると怖いものダブルパンチなアクティビティが展開されていました。
船上で待機しながら、恐ろしげな岩の島を撮っていました。
午後からはアシカがいっぱいの島で、ちっちゃな子どものアシカを見ました。
アオアシカツオドリと、その雛。
ガラパゴス4日目
ガラパゴス諸島最大の街、プエルト・アヨラ。
カフェでは久しぶりにwifi通じました。
魚市場と、おこぼれにあやかろうとするペリカン。
チャールズ・ダーウィン研究所。
ガラパゴスの野生動物の研究や保護を行ってるっぽい場所ですね。
午前中フリータイムができたので、ツアーで同室となったスイス人とビーチを見に行きました。
午後はプエルト・アヨラから少し車を走らせた先にある場所で、野生のゾウガメを見ました。
プエルト・アヨラにて。人と野生動物との距離が近いです。
レストランで役に立つスペイン語
「セルベーザ・グランデ!」
ビールの大という意味です。
ガラパゴス5日目
たくさんのウミイグアナを見ました。
イグアナを飽きるほど見た後は、ガラパゴス最大の島であるイザベラ島に上陸です。ガラパゴス第2の街であるプエルト・ビジャミルに行きました。
木道で寝るアシカ。
バイク置き場で寝るアシカ。
ベンチで寝るアシカ。人間様が座るスペースはありません。
地面にへばりつくイグアナたち。
ガラパゴス6日目
船内の朝食の様子。好きなものを取って食べられます。
アオアシカツオドリの飛行シーンを撮影成功。
赤いビーチを散策しました。
シュノーケリング装備も貸し出しされたので、泳ぐことも可能です。
人と小鳥の距離感も近かったです。
午後は乾燥した感じの島に降り立ち、リクイグアナ探しです。
リクイグアナ発見。
ウミイグアナは数万匹いるらしいですが、リクイグアナは500匹ぐらいしかいないらしいです。
ガラパゴス7日目
チャイニーズ・ハットと呼ばれる島のすぐ脇で朝を迎えました。
船内の様子。
船内にあったガラパゴス諸島の地図と、ツアー日程の概要。
この日はよく晴れていたので、海が美しいブルーでした。
アシカに接近した図。
午後はボートでマングローブの林に行きました。
マングローブ帯でウミガメを見ました。
ガラパゴス諸島で過ごす日々もあっと言う間に終盤に。
船上から見た最後の夕焼け。
ガラパゴス8日目
ツアー最終日は手抜き感が否めない感じでした。
上のアポロチョコみたいな形をした島をグルグル回って、カツオ鳥を見るといった内容でした。
さようなら。
ありがとう、海の男たち。
さようなら。
ありがとう、ヨット・ダーウィン。
7泊8日のツアーを終えて、エクアドル本土に帰りました。
ガラパゴス諸島・まとめ
当ブログでは初めての、山とは全く無関係の内容でした。
始めは書こうかどうか少し迷いましたが、ガラパゴス諸島で過ごした日々は自分の中でかなり思い出深い経験となったので、記事として書かせてもらいました。
ガラパゴス、動物との距離が凄く近いです。
日本で野生動物を撮ったりしようとしても、すぐに逃げられてしまいケツしか写せなかったりすることも多いのですが、ガラパゴスの動物たちは人間に対する警戒感まるで無し。野生の生き物たちに限界まで近づくことができます。
日本では決して見ることはできない景色。ユニークな島々とその島に適応して進化した生き物たち…。毎日、次は何が見られるのだろうとワクワクしっぱなしでした。
写真撮影が好きな人、生き物が好きな人には、特におすすめしたいです。
日本からかなり遠くて、まとまった休みがないと行けないのと、行くまでにそれなりにお金がかかってしまうことが難点ですが…
ガラパゴス諸島では、普通の観光客になってしまいましたが、それでもかなり満足度は高かったです。
※ガラパゴスについて※