アイスアックスのブランド別イメージ【アイスクライミング】

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アイスクライミングに使うアイスアックス、様々なメーカーから発売されています。形状的には似通っている部分も多いのですが、使ってみると分かる各社の微妙な違い…。

今回の記事では、実際に使ってみたことのあるアイスアックス・メーカーごとの刺さり具合というか使い心地というか、イメージを書いていきたいと思います。

 

アイスアックスのメーカー別特徴【アイスクライミング】

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【写真】アイスアックス(ピッケル)、クランポン(アイゼン)などの道具を頼りに凍りついた滝を登るのがアイスクライミング。道具に頼るアクティビティです

 

ブラックダイヤモンド Black Diamond

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質実剛健なギアを製造しているアメリカのブランド、Black Diamond(ブラックダイヤモンド)

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ブラックダイヤモンドのアイスアックスを一言で表すとしたら

パワータイプです。

筋肉&パワー信奉者のアメリカ人が好みそうな味付けですね。

アックス自体の重量は重め。ただし、それは決して悪いわけではなく、重さを利用してスイングすることで、効果的にアックスを氷へと打ち付けることが可能です。

他ブランドのアックスと比べると、氷が割れます。飛び散ります。脆くて弱い氷を払い除けて、奥の硬い所にブッ刺さる感じ。

気温が低くてガチガチに凍った硬い氷も、パワーで強引に貫く正面突破型。

力こそ全てなタイプのクライマーに似合いそうなブランドです。反面、繊細なバランスで登っていくような女性には、ブラックダイヤモンドのアックスはあまり相性良くないのかも…。

 

 

 

 

ペツル Petzl

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フランスのクライミング&ケイビング&高所作業用品の老舗ブランド、Petzl(ペツル)

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先に紹介したブラックダイヤモンドとは真逆の印象。あちらが脆い氷を破壊しながら強引に進んでいくのに対し、ペツルのアックスは繊細なテクニシャンタイプ。

力を込めずとも的確にスイングすることで、氷の破壊を最小限に抑えながらスッと入ります。

周りを見渡す限り、ペツル製のアイスアックスがアイスクライマー使用率No.1。それも納得できる高性能。

特に最新のピュアアイスピックは、面白いほど氷に刺さります。そして、一度食い込むと、安心して体重を預けられる安定性も素晴らしい。

反面、氷への入りが良過ぎるため、深く刺さってしまうと抜くのに苦労してしまう場面も。アックスが中々抜けないと、無駄な力を消耗してしまいます。刺さり過ぎないように気をつけなければいけないのが注意点。

「迷ったらペツルのアックス買っとけ」ってぐらい間違いない製品を作っています。また、アイスクライミング用アックスの(恐らく)シェア率トップなので、他人と被りがちなのは…仕方ない点ですかね。

 

 

 

 

グリベル GRIVEL

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イタリアのマウンテニアリング用品を製造している歴史あるブランド、GRIVEL(グリベル)

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先に紹介した2社と比べた場合、グリベル製のアイスアックスを使って思うのが

バランスの良さ。

ブラックダイヤモンドほどのパワー重視でもなく、スッと氷に刺さります。かと言って、ペツル製のアックスのように氷に食い込み過ぎて抜くのに苦労することも少ない。独特の癖とかキャラクター性は少なく、素直に扱えるのが良いところです。

グリップ部分が意外と小さ目に作ってあるので、手の小さな女性でも扱いやすいように思えます。

また、男のロマン(?)カーボン製シャフトのアックスを意外とリーズナブルな価格で出しているのもポイント。カーボンシャフトのアックスはBDも出していますが、値段が恐ろしいのです。

欠点といえば、ピックが結構鋭くて、返しの部分もかなり尖っているので、アックスを肩掛けすると痛い上にウェアに悪そうなところでしょうか。

もうひとつ、アックス自体が軽めでヘッドウェイトが無い(装着できない)製品もあるので、カチカチの硬い氷では弾かれてしまうことがあります。

 

 

 

 

※注意事項※

今回の記事はあくまでも「個人の感想」です。

ピックの消耗具合、ピックの研ぎ方、気温と氷の質、使用者のクセ、ハンドルの形状等々で、アイスアックスの刺さり具合は変ってきます。

 

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