ヨーロッパアルプス・モンブラン 【登山開始編】

7日間の休みを利用してヨーロッパアルプスのモンブランを登ってきました。

前回の記事は日本出国~ヨーロッパ到着~登山準備と書きました。

 

今回は、いよいよモンブランへ向けての登山開始です。

 

ヨーロッパアルプス・モンブラン 【登山開始編】

街から公共交通機関を乗り継いで登山口へ

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8月31日

薄暗いうちにホテルを出て、シャモニーの中央バス停に到着しました。

ちなみに、『中央』とは言っても写真のように小さなバス停です。

天候は良く、針峰群もよく見えます。これからあの高みに向かうと思うと、若干の不安と大きな期待に胸が躍ります。

 

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Les Houchesという駅ででバスを降ります。

下りると目の前にロープウェイがあるのでそれに乗り込みます。

 

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Les Houchesからロープウェイ山頂駅のBellevuehへ。

周りはアルピニストっぽく見える人たちだらけです。

恐らく各国からモンブランの山頂を目指して集まって来ている登山者たち。

 

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Bellevueからアップダウンを経て少しだけ歩きます。

周りはモンブランを目指すだろう登山者だらけなので、彼らと一緒に移動していけば基本迷うことはありません。

 

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Bellevueから小さな駅まで歩き、登山電車(Tramway du Mont Blanc)に乗ります。

この電車の中にも登山者が大勢乗っていましたが、彼らはどこから来たのでしょうか?

この電車の始発地点に駐車場でもある?

 

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さて、登山電車の終着点であるNid d'Aigle(2386m)に到着しました。

これからいよいよ初の海外と登山&初のヨーロッパアルプスの挑戦が始まります。

 

ヨーロッパの登山者たちは準備が早い。自分たちは日本では遅い方ではないですが(むしろ早い方)、装備を整えたりトイレに行ったりしているうちに、既にほとんどの登山者たちは歩き始めていました。

 

モンブラン登山開始

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さて、いよいよ登山開始です。

最初は明瞭な登山道を歩きます。

この日はグーテ小屋まで行くだけなので、気持ち的にも時間的にも余裕がありました。

 

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ガレ場の道を行く。

出発時には始発電車から出た登山者の中ではケツの方でしたが、別に急いでいるわけではないのに快調にスピードが上がります。どんどん先行の登山者たちを追い抜いていきました。

日本でのトレーニングの成果アリ。

 

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しばらく登ってきたあと振り返るの図。

 

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槍ヶ岳とはとても比べ物にならないような、尖がった大きな山がうじゃうじゃ。

これが世界か…。

 

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テット・ルース小屋(3167m)が見えてきました。

小屋のうしろの白い峰はエギーユ・ド・ビオナッセイ(4052m)

 

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いよいよ氷河が目の前に。

3000mを超えても全く息は切れない。富士登山の効果はバッチリです。

 

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この『INFO MONT-BLANC』から氷河&岩稜歩きが始まります。

しばらく休止をしてから、アイゼン・ピッケルを装備して歩き始めました。

 

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INFO MONT-BLANCからほどなく通過することになる悪名高き

『グラン・クーロワール』

モンブラン・ノーマルルートにおける最大の危険地帯です。

20~30秒に1回ぐらいの割合で落石が起こっていました。

落石の間を見計らって走って抜けるというある意味運ゲーム

クーロワールを横切っている自分と友人Hの間を落石が転がり落ちていきました。

 

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グラン・クーロワールを抜けた後は急な岩稜の登りです。

 

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氷河を眼下に高度を上げていきます。

 

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岩稜帯の上部より見下ろしたところ。フィックスロープ等あります。

落ちたらかなり高い確率で死にそうなので慎重に…。

 

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岩稜を登りきった場所にあるのが旧グーテ小屋。

かなり立派な建物なのに使われていないというのは勿体無い気がします。

 

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稜線のむこう側。エギーユ・ディ・ミディが見えました。

 

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モンブラン(白い山)の名にふさわしい雪に覆われた稜線を経てグーテ小屋へ。

そういえばいつの間にか富士山の山頂よりも高い位置にいました。

 

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グーテ小屋(3835m)

どうやってこんな場所にこんな立派な小屋を建てたのか。

さすが登山の本場としか言いようがありません。

 

 

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チェックイン。

美しい外観を裏切らず、内装も清潔かつ美しく整っていました。

 

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翌日の登山のために休む。

疲れていたのか、夕食の時間まで爆睡で、夕食を食べた後もよく寝れました。

 

いよいよ翌日からモンブラン山頂に向けて出発します。

 

 ※個人でモンブラン登山を検討中の方向け※

www.dimountainphotos.com