【パタゴニア】フーディニ・ジャケットはとにかく使い勝手の良い便利なウェア

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パタゴニアのフーディニ・ジャケットは、夏山(無雪期)登山にクライミング、残雪期の山に街着とマルチに活躍するウェアです。一枚持っておくと何かと重宝するので便利。

今回の記事ではディーアイが愛して止まないパタゴニア・フーディニジャケットについて書いていきたいと思います。

 

Patagonia Houdini Jacket

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パタゴニア・フーディニ・ジャケット

身長168cm、体重60kgのディーアイ(当ブログ作者)はXSを着用。

 

スペック

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 フーディニ・ジャケット

  • 超軽量な1.2オンス、15デニールリップストップ・ナイロン100%素材。DWR(耐久性撥水)加工済み
  • 外側のジッパー式チェストポケットに本体を収納可能。補強済みのカラビナ用ループ付き
  • シングルプルで調節でき、周辺視界を妨げないフード
  • 丈夫な袖口は部分的に伸縮性を備え、裾はドローコード付き
  • 左胸と首の後ろ側中央に反射性ロゴ入り
  • ベースレイヤーと軽量なミッドレイヤーの上に着用可能
  • スリム・フィット
  • 102 g (3.6 oz)

※防風性・撥水機能はありますが、防水性はありません。 小雨程度ならある程度弾きますが、レインウェアの代わりにはなりません。

 

軽量・コンパクト

フーディニ・ジャケットの素晴らしいところは、軽くてコンパクトなのに、防風性があって着ると意外と温かいところ。

実際に保温性があるわけではありませんが、体温を奪う風をシャットアウトすることで、熱が逃げることを防ぎ、温かさを感じられるようです。

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15デニールナイロン(極細繊維)使っているので、光が透けて見えるほどペラペラです。

その薄さからか、すぐに破れてしまいそうな頼りない印象もありますが、これでも意外と丈夫なのが不思議です。

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相方も愛用しているフーディニ・ジャケット。これでも穴が開かなかったので、ペラペラの見た目に反して意外とタフに使えます(絶対に破れないわけではないですが…)。

 

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軽量化のため、ジッパーは小型のものが付いていますが、手袋などをつけていてもしっかりと摘めるように、メインのジッパーには細引き(紐)が通してあります。

こういった細かな作り込みが、本格的なアウトドアウェアの素晴らしい点だと思っています。

 

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胸のポケットに本体を収納することが可能。

スタッフサック付きだと、袋をなくしてしまうことが時々あるので、ウェア本体に収納可能という点は個人的にはポイント高いです。

 

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カラビナが装着できるループ付き。個人的にはこういう細かいところも好印象です。
登山なら、ザックにちょいと外付けするも良し。クライミングなら、ハーネスにラッキングしておいても良し。欲しい時にさっと素早く羽織れるようにしておきたいのです。

 

山岳環境での幅広い利用用途

フーディニ・ジャケット。山で使えます。いろいろ使えて便利なんです。

一枚約100gと、持っていっても苦にならないぐらい軽いのも嬉しいです。

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夏山登山の稜線上。3000m級の山は夏でも涼しく、風が吹けばちょっと寒いぐらいです。

レインウェア(カッパ)をウインドブレーカー代わりに着るのもありっちゃありですが、ゴアテックスなどの防水素材は透湿性に限界があるので、夏山だと蒸れて不快なことが多いんですよね。

フーディニ・ジャケットは透湿性が高く、汗をかいてもすぐに抜けてくれるので、夏山稜線上で行動中でも、快適に着られることが多いです。

 

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こちらは残雪期(4~5月ごろ)の着用場面。

太陽が出ていればポカポカ温かいのですが、雪の上を吹き抜けていく風は冷たいのです。行動中は暑くて汗をかくようなこともあるのですが、風が出ていると身体が冷える。そんな場面に、薄くて防風性のあるフーディニはまさに「丁度良い」感じ。

 

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クライミングにも、フーディニ・ジャケットは活躍。岩の取り付きは日陰になっている場所も多くて、朝イチだと肌寒いことも多々。

登っている人は暑くても、ビレイ(ロープによる確保)をしている人はあまり動かないので寒い。そんな場面にちょっと羽織れるものがあると嬉しいのです。

 

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瑞牆山、錫杖岳などなど、マルチピッチのクライミングルートを登る時にも、フーディニ・ジャケットがあると重宝します。

岩壁の半ばは風が吹き抜けていく場所があります。これまた登ってる人は暑いのですが、じっとビレイ(確保)している人は寒いことも。ちょいと羽織れるものがあると便利。
クライミング中は(登山でもだけど)、装備をできるだけ軽くしたいものです。デカくて重くて嵩張るものはできる限り持って行きたくないのです(でも、カメラは持ってく)。フーディニは、軽くてコンパクト。良いですよ、コレ。

 

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暑いのか寒いのか良く分からない海外の山岳地帯にハイキング/トレッキングに行った時にも、フーディニ・ジャケットは大活躍でした。

寒いか暑いか分からないから、とりあえず持っていこうとういうことで持っていったら、風が吹いてちょっと肌寒いような気候だったので、フーディニを着たら快適でした。どうせ使わなかったとしても、軽いから別に気にならないし。

 

街着にも優秀(特に春・秋)

パタゴニア・フーディニ・ジャケットは街着としても活躍します。

「ちょっとだけだけ冷える」ような条件で、フーディニを一枚持っておくと凄く役に立ちます。

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「電車内は冷房が効きすぎていて寒い」とか、

「昼間は日差しがあってそれなりに温かいけど、朝晩の通勤はちょっと寒い」とか…

でも、一枚多く着て家を出ると、昼間に汗をかいてしまいそうな状況では、フーディニの出番です。

寒くなったら羽織るだけ。暖かくなったら丸めてカバンの中に突っ込んどけば、コンパクトになるので邪魔にになりません。

 

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街着としても、山のウェアとしても、フーディニが一枚あると重宝します。

 

欠点は…

良い事だらけのパタゴニア・フーディニ・ジャケット。欠点もあります。

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それはずばり、意外と値段が高いこと。

最初にフーディニを見た時には正直こう思いました

「何でこんなにペラペラのナイロンジャケット、しかも防水でもないやつがこんなに高いの?」

値段の割にはあまり高級感もないですし、自分がしばらくフーディニを買わなかった理由です。

しかし、実際に買ってみてその利便性には気づきましたし、定価で買いましたが全く後悔はしていません。十分に元は取るほど着ましたし、「何でもっと早く買わなかったんだろう?」と思っているぐらいです。

アウトドアも、非アウトドアでも、機能性にこだわる方にこそオススメのウェアです。

メンズ・フーディニ・ジャケット

 

レディース・フーディニ・ジャケット

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