ペツルのバグとういう小型のパック。
小川山などで、日帰りでマルチピッチのクライミングをする際に重宝しています。
マルチピッチクライミングだと、取り付きに戻ってくるまでに何時間もかかることがああり、ルートの途中でちょっと飲み物や食べ物が欲しくなったり、トポ(ルート図)を確認したくなったりすることがあります。
そういう時に、容量が20L以下のバックパックがあると、何かと便利です。
大きなバックパックではクライミングの動きの妨げになってしまうので、コンパクトであることも重要です。
日帰りでのマルチピッチクライミング向けに設計されているペツルのパック『バグ』について、今回は書いていきたいと思います。
Petzl Bug レビュー
岩峰上、クライミングの終了点にて。
ペツルのクライミング用パック
クライミング、高所作業用品で抜群の品質と信頼性を誇るフランスのメーカー・ペツルからクライミング用のバックパックが発売されています。
その名は『バグ』
カラーは2色展開。
容量18L
ナイロン製
クライミングの動きを妨げないエルゴノミックデザイン。
チョークアップの邪魔にならない背負い位置。
クライミングや日常使いに最適。
クライミングギアといえば、ペツル
値段は少し高いですが、洗練されたデザインと堅牢性を両立させた製品群は、クライミングシーンで大きな存在感があります。
そのペツルが作っているクライミング用のバックパックということで、素晴らしくないわけが無い製品です。
写真で紹介
オレンジとグレーのカラー展開ですが、自分は日常でも使いやすいグレーを選択。
トップにはロープ固定用のストラップが付属しています。
背面には大きめのポケットがあります。
ハイドレーションや100岩場の本なんかがすっぽり入ります。
ダブルジッパー式のメインコンパートメントは最大でこれぐらい開口できます。
中にはメッシュ式ポケットがあり、スマホや財布などを収納するのにぴったりです。
ナイロン製のウエストベルト。
ウエストベルトは本体に収納可能です。
あまり重荷を背負うことは無いし、クライミングの動きを妨げてほしくないので、自分は常に収納した状態で使っています。
フロントポケットは結構色々と収納できそう。
ティッシュやテーピングテープ、ヘッドライト、日焼け止め、ナイフなどの小物を収納していますが、まだまだ入りそうな感じです。
本体中央にデイジーチェーンが付属しています。
ヘルメットやクライミングシューズなど、微妙に嵩張るアイテムがパック内に入りきらなかった時にはこのようにカラビナでぶら下げています。
使用場面
主に小川山など、日帰りでマルチピッチクライミングを行う時に使っています。
カメラ、水分、トポ、行動食や下降・歩いて岩から下る際に使うシューズなどを入れています。
シングルピッチしか登らない時には30-40Lクラスのザックを持っていきます。
一方のマルチピッチの場合、実際に登っている間はほとんどのギア類はハーネスに着けていくので、バックパックに入れていきたいものはそんなに多くありません。
そして、長時間連続でクライミングをやっていると喉が渇いたり、お腹が減ったり、ルート図を確認したくなる時があるので、小物類が入った小型のパックを背負っていると何かと便利です。
バグは容量が18Lしかないので、ハーネスやヌンチャクなど、中に収納し切れなかったギアは駐車場から装着していきます。
屋根岩2峰から歩いて下降中。
ロープも問題なく背負うことができます。
クライミングギア以外にはカメラと食料と水分、あとは小物類ぐらいしか持っていかないことも多いので、18Lの容量でも結構事足ります。
バグを買った目的
バグを買った一番の目的は、「マルチピッチクライミングに一眼レフを持って行きたい」というものでした。
落ちたりすると岩にぶつかったりすることがありまし、岩に擦れることは日常茶飯事です。そんな環境にカメラをぶらぶら提げていくのはあまりにも危険です。
バグなら一眼レフにプラスして水分や食料も入るので、容量的にはまさに日帰りマルチに『ちょうどいい』感じです。
ザックが大きすぎるとクライミング時に邪魔になりますし、18Lという容量は本当に自分にとってはベストバランスだと思っています。
30L以上のザックをフリークライミングに使うというのは、登攀時には容量的にデッドスペースも大きいし、登る時に邪魔になってしまうことが大きいので、小型のザックはあると何かと役立ちます。
以下の写真は、小川山のマルチピッチルートで、一眼レフカメラのCanon EOS 6Dを使用して撮ったものです。
セレクション
ガマルート
ロケットマン
ペツルのバグは、クライミングだけでなく、容量的にも手ごろなので日常使いにも適しています。
街に背負っていった時、一度「ペツルのザックですか~!」と声をかけられたことがあります。
相手は勿論可愛い女の子なんかではなくオッサンでしたが。
まぁ、ハイセンスなヤングはアークとかノースとかのリュックを選んじゃうわけで、こんなもん街で背負っているのは大抵クライマーだと思われます。
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