手頃に登れる滝が連続する、長野県・木曽の人気沢登りルートである『樽ヶ沢(たるがさわ)』。梅雨明けして気温が急激に高くなってきたので、妻と一緒に沢へと涼みに行ってきました。
場所:長野県、南木曽町、岩倉川支流樽ヶ沢
期間:2019年7月25日
登山タイプ:沢登り、日帰り
メンバー:ディーアイ、miyu
木曽川水系 岩倉川支流 樽ヶ沢遡行
アプローチ
自宅のある諏訪エリアから、権兵衛トンネルを抜けて木曽へ。
国道19号をしばらく南下し、『柿其渓谷』の標識に従って進みます。
『柿其川』と『岩倉川』の分岐を岩倉川方面へ。進むに連れ細くなる林道をしばらく走ると、運転の目的地である岩倉林道ゲート前に到着です。
岩倉林道ゲートより奥は、一般車両は通行止め。
ゲート前には数台分の駐車スペースがあります。
最初の白い橋はスルーして、2番目に出てくる橋へ。そこが、樽ヶ沢の入渓地点です。
橋の上からでも、美しい渓相がわかります。これから始まる遡行に期待。
遡行開始
この沢で初めてラバーソールを使用しましたが、この滝の登りがヌメりで滑ってヒヤヒヤ。どこが滑るのか、どれだけフリクションがかけられれるのかまだ分からず、結構緊張の登りとなりました。
フェルトソールとラバーソール、滑る箇所がそれぞれ違って登ってる感が変わるので、慣れないうちは結構怖かったです。
滝の連続
本当に次から次へと滝が出てきますね。気温の高い日は水流を浴びながら登ると気持ち良いです。
水流左のチョックストーンの奥には、人が登れる空洞があります。両足を開いてつっぱりながら、滝上へと這い上がりました。そして、若干リーチが足りなかった妻をお助け紐で引っ張り上げました。
ここの先にある滝を越えたあたりから、沢は平凡な様相になっていきました。
林道への詰め上げ~下山
沢が平凡になってきたあたりで、脱渓を考え始めます。先人たちの記録に習って、植林帯と右上に林道が見えてきたあたりで遡行を打ち切り、詰めの登りを開始しました。
沢にはところどころピンクテープがあり、工事か何かで人が入っている様子。左右の尾根はブッシュが鬱陶しそうだったので、時々マーキングの見える沢状の地形を登っていきました。
登るにつれて、沢はボロボロで不安定な地形に。林道に近いところまで上がってくると、左右の笹や木が刈り取られており、人が入った形跡が会ったので、薄い踏み跡を頼りに最後の詰めを行いました。
林道まで詰めあげて振り返ると、左手に見えている尾根に作業用?か何かの道がつけられているのを発見。尾根からあの道沿いに上がってこれば、もっと詰めが楽だったと思います。
林道脇には支流がチョロチョロと流れているところが何箇所もあったので、水分補給したり、暑さで火照った体を冷やしながらして、やたらと長く感じる林道を歩き、駐車スペースへと戻りました。
装備
ロープは8mm30mを使用。
今回はラバーソールで登りましたが、メインの滝の登攀がヌメっていたので、フェルトでも良かったかも?
お守りとして持っていく、対応するクラックのサイズが広いカム。
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