【実録】 携帯トイレ使用比較レビュー 【登山・アウトドア】

各社から販売されている携帯トイレを実際に使い比べてみたレビュー記事です。

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アウトドアでの雉撃ち(要するに野糞)をする場合には、携帯トイレを持っていって、山に何も残さないようにすることが、最近は推奨されているみたいですね。

市場には様々な商品が販売さていますが、どの商品がサイコーなのか、判断に迷うところであります。

そこで、ディーアイは今回、各社から販売されている様々な携帯トイレを実際に試してみることにしました。

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【糞記事】 携帯トイレ比較レビュー 【使い心地・感想】

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携帯トイレには様々な種類があります。どんな商品が市場で販売されているのでしょうか?

 

Amazonで適当に『携帯トイレ』と検索して、手頃な価格で少数のみ入っているもの(テスト用だから、間違っても100回分とか買ってはいけない)をあれこれ購入してみました。

※関連記事 ※

 

エントリー選手紹介

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★番号は後述の記事での紹介順に振ってあります★

(1)KOYO 置けるんです-5

(2)サニタクリーン 携帯トイレ

(3)モンベル O.D.トイレキット

(4)驚異の防臭素材BOS 非常用トイレセット

(5)エクセルシア ほっ!トイレ

(6)アイリスオーヤマ 固めて捨てるトイレ処理セット

 

では、上で紹介した6種類の携帯トイレを実際にアウトドアフィールドにて試用してみたので、その様子をレポートしていきます。

 

KOYO 置けるんです-5

Amazon参考価格:388円

ウンコスト:77.5円/回

 

※ウンコストとは、ウンコ1回あたりにかかる費用です。

[ 製品価格÷用便袋(凝固剤) ]

という計算式で算出しています。

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KOYO『置けるんです-5』登場!5回分がパッケージ内に入っているので『5』です。

 

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まず携帯トイレを使用する前に、出したウンコを受け止める場所をつくるため、軽く穴掘りします。

 

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袋を穴にセット。出したモノが中心に貯まるように、袋の中央部分は先ほど掘った穴にフィットするようにしています。

 

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『置けるんです』には、ついつい忘れがちなティッシュが入っていて、丁寧な心配りを感じます。

 

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ほか付属品。

パッケージ内容は排便袋5つ、凝固剤5つ、運搬用の袋が1つ、ポケットティッシュ1つとなっています。

 

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セットした排便用の袋の中に、元気な茶色の子を出産。

 

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用を足したら凝固剤(防臭・抗菌効果もあるらしい)を入れてフィニッシュ。

お尻を拭いたティッシュなど、ゴミ類も排便袋中に入れてしまいます。

 

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袋の中の空気を抜いて、口を縛れば終了。あとは持ち帰ってゴミ箱にポイっと捨てるだけです。

 

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さて、便を密封しましたが、これをザックの中に入れて持ち帰るわけなので…防臭性が気になるところです。

試しに袋に鼻を近づけて、クンクンと臭いを嗅いでみたら…

「クサッ!!」

ほんのりと便臭を感じました。袋が薄くて、完全に臭いを閉じ込めてくれないようです。

 

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付属の持ち運び用の袋に入れたら、だいぶ臭いは緩和されました。

…しかし、リュックの中に入れて持ち帰ったところ、リュックを開けた時にうっすらと臭いが漂ってきましたよ。

 

~おまけ~

★凝固剤の実験

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コップに水を用意しました。

 

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『置けるんです』に付属している凝固剤を投入してみます。

 

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みるみる水が白濁していきました。

 

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凝固剤投入から1分も経たないうちに、しっかりと固まってくれました。

説明書には、便の固形成分が多い場合は水を入れるとよく固まると書いてありました。実験結果にて納得です。

 

『KOYO 置けるんです』

GOOD

・小型軽量

・値段が安い(今回最高のウンコストパフォーマンス)

 

BAD

・防臭効果が弱い

・袋が薄くて耐久性には疑問

 

 

サニタクリーン 携帯トイレ

Amazon参考価格:486円

ウンコスト:486円/回

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『サニタクリーン 携帯トイレ』登場です。

 

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パッケージ内容は排泄物を入れる袋と、防臭用の袋の2つ。

排便用の袋はキリトリ線のところから切り離して口を開ける仕様。キリトリ線の部分は素手で切れるようになっています。

 

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ウンコを受け止められるよう地面に軽く穴を彫り、その上に排便用の袋をセットした図。

 

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排便袋の底部には、紙オムツやペット用の排泄シートなどに使われている、ポリマー式の吸水シートがセットされています。

では、用を足しましょう。

 

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スッキリ出てきました。

 

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排便袋はやや厚手でしなやかさに欠けるため、口を縛るのにやや苦労。

排便袋自体の防臭性は完璧とはいえず、この状態では若干の臭気を感じました。

 

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付属の防臭袋に、排便済みの便袋を入れます。

防臭袋は厚手で、ちょっとやそっとのことでは穴が飽きそうにない感じ。口はジッパー形式で閉められるようになっています。

 

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これにて密封完了。

密封した状態で、鼻を近づけて臭いを嗅いでみましたが、臭気は全く感じませんでした。

 

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サニタクリーン携帯トイレは、排便単回使用のシンプルなパッケージですが、排便袋の中にある吸水シートが結構嵩張る上に、防臭袋が大きめの作りです。

ウンコ1回分にしては、ゴミ(使用済みの排便袋+密封袋)が大きいですね。ちょっとしか出なかった場合では、ムダというか勿体無い感じがするというか…

 

『サニタクリーン携帯トイレ』

GOOD

・シンプルなパッケージなので、急ぎの場合でもすぐ使える

・密閉袋の防臭性が完璧

・袋が丈夫で使用後の便漏れの可能性が低い

 

BAD

・一回しか使えない割に、パッケージが大きい

・使用したあとのゴミ(排便袋+密閉袋)が大きい

 

Amazonではハイマウントの名前でも売られていますが、実際に届いたパッケージにはサニタクリーンと書いてあります。

 

モンベル O.D.トイレキット

Amazon参考価格:258円

ウンコスト:258円/回

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他の携帯トイレと比較すると、びっくりするほど小型軽量。

国産本格登山ブランドのmont-bellが放つ『O.Dトイレキット』。

 

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パッケージ内容は、排便袋、凝固剤、防臭袋(密閉袋)がそれぞれ1つずつ。

必要最小限、ミニマルなパッケージ。

 

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排便のため、地面に穴を掘るのが億劫な方にはこんな方法もあります。

木の枝など(石でも可)を、トライアングル状に組みます。

これで排便用の袋と出したモノを受ける土台が完成しました。

 

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排便袋をセット。

モンベルの携帯トイレはかなりコンパクト。そのため、排便袋は他社製品と比べると小さめです。便器にこの排便袋をセットする場合、便器の大きさ(形状)によっては袋を被せにくいかもしれません。

 

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人が通りかかる前(多分誰も来ない場所だけど)に、ササッと 用を足します。

 

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排便を終えたら、仕上げに付属の凝固剤をふりかけます。

水分が1分も経たないうちに半固形化しました。

 

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排便のあとは、袋の口を縛って密封。

この袋には完全な防臭効果がないようなので、鼻を近づけると臭気を感じます。

 

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O.D.トイレキット付属の防臭袋登場。

 

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O.D.トイレキットに付属している密閉袋(防臭袋)は、排泄物(大)を入れた用便袋ひとつが、ちょうどスッポリ入るぐらいの大きさです。

口はジッパー形式。袋は厚みがあり簡単には穴などが空きそうにない印象。

 

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ちょうど1回分の排便がコンパクトにまとめられるキットでした。

さすが国産アウトドアブランドの代表格であるモンベルの製品。非常に軽量、コンパクト。袋の耐久性・防臭効果にも抜かりがありません。

 

『モンベル O.D.トイレキット』

GOOD

・他社を圧倒する驚異の軽量・コンパクト性

・軽量コンパクトなので、複数個持っても負担が少ない

・緊急時でも混乱が少ないミニマル・シンプルなパッケージ

・袋が丈夫で使用後の便漏れの可能性が低い

 

BAD

・排便袋が小さく、トイレにセットするには大変?(未検証)

・白い排便袋は中身が透けて見える(すぐに密封袋に入れれば無問題)

 

 

驚異の防臭素材BOS 非常用トイレセット

Amazon参考価格:864円

ウンコスト:172.8円/回

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『驚異の防臭素材BOS 非常用トイレセット』の登場です。

驚異の防臭素材と謳っている以上、防臭効果には相当な自信があるに違いありません。

それでは、お手並み拝見といきましょう。

 

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と、その前にパッケージを確認。

取扱説明書、排便用の袋6枚、凝固剤5つ、防臭袋(BOS)5枚が入っています。

 

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携帯トイレをセットするのに適した窪みがない場合、こういった丸太(場所によっては石・岩や木の根っこ)を利用する方法もあります。

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そのへんで拾った木の枝をセット。

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袋をかぶせて簡易便所に。

携帯トイレ(非常用トイレ)のセッティングは、地形に合わせて臨機応変に。

 

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ササッと出すものを出しました。

 

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腸内(膀胱内)に溜まったものを袋の中に出し終えたら、水分を半固形化する凝固剤パウダーを振りかけます。

 

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口を縛って密封。

この状態での防臭効果は完全ではなく、臭気があります。

 

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『驚異の防臭素材BOS』と銘打った防臭袋に排便袋を放り込んで口を縛り、事後処理完了。

驚異の防臭素材BOS…その名に違わぬ防臭性能です。見た目普通のビニール袋で、結構ペラペラなのですが、これに便袋を入れて口を縛ると、完全に臭いをシャットアウトできました。

防臭効果を確認するため鼻を近づけ…というか勢い余って鼻が袋に接触してしまったのですが、全く臭いを感じませんでした。

 

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BOSの防臭効果は完璧です。

ただし、袋自体はペラペラで薄手なので、持ち帰る際ザック(リュックサック)に収納するのですが、荷物が多い場合は中で潰れたりする可能性もあるわけで…

外力を受けた場合や突起物に接触した際には、厚手の防臭袋(密封袋)よりも破損する可能性が高いかもしれません。

 

『驚異の防臭素材BOS 非常用トイレセット』

GOOD

・薄手軽量な防臭袋(BOS)の防臭性能が素晴らしい

 

BAD

・便袋、防臭袋の耐久性(破損強度)に若干の不安を感じる

・パッケージそのままだと大きく重い(必要分だけ持っていけば問題無し)

 

 

エクセルシア ほっ!トイレ

Amazon参考価格:1029円

ウンコスト:1029円/回

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『ほっ!トイレ』は富士山でも配布されたという携帯トイレの名門らしいです。

 

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おしゃれなグリーンの付属ポーチ使用。

 

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充実のパッケージ内容。

持ち運びポーチ、排便袋、目隠し用ポンチョ、吸水・防臭タブレット(凝固剤)、ポケットティッシュ、簡易土台がそれぞれひとつずつ入っています。

 

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簡易トイレの土台作に、付属の折りたたみ式厚紙でベースを作ります。

 

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付属の土台の上から排便袋を被せます。

 

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『ほっ!トイレ』に付属している防臭・吸水素材は他の形態トイレと違って先入れタイプ

 

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吸水・防臭タブレット(凝固剤タブレット)を投入。

 

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たまっていたものを放出。

 

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用を足した後は、排便袋の口を縛って事後処置終了です。

付属の厚紙製の土台とポンチョは再利用可能です。

 

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排便袋は1重で、やや厚みはあるものの特別な防臭効果はなく、鼻を近づけると若干の便臭を感じました。

帰りはザック(リュックサック)に入れて持ち帰りましたが、ザックを開けると嫌な臭いがぷ~んと漂ってくるという事態に。

ポンチョや厚紙製の土台など、数々の付属品が『ほっ!トイレ』には同封されていますが、臭いを閉じ込めるための密封袋が入っていないのは理解に苦しみます

付属の凝固剤タブレットに防臭効果があるらしいのですが、水分を吸い込んで臭いを消してくれるのには時間がかかるのか、またはタブレットの防臭効果は完璧ではないのか…。

持ち帰るところまで考えると、どうにも釈然としないパッケージ内容です。

 

『ほっ!トイレ』

GOOD

・快適な排便をサポートする豊富なアクセサリー類が同封されている

 

BAD

・防臭袋が同封されていない

・ウンコストパフォーマンスが悪い

 

 

アイリスオーヤマ 固めて捨てるトイレ処理セット

製品価格:540円

ウンコスト:108円/回

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最後に使用するのが、『固めて捨てるトイレ処理セット』

なんでも作っているメーカーというイメージが強いアイリスオーヤマですが、携帯トイレ(非常用トイレ)も製造していたとは…!

 

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パッケージ内容は、排便袋5つ、凝固剤5つ、ポケットティッシュ1つです。

ベーシックなパッケージ内容です。ポケットティッシュ同封はGOOD。

 

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森の中を歩いているとこのように木の枝が折り重なった場所があったので、ここに携帯トイレをセットすることにしました。

 

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セットした図。

正直、このセッティング場所は失敗でした。

排便のためのポジションを取るのには枝を踏んづけたりしないといけなかったりと、なかなかリラックスした体勢を取れなかったので、出すまでにちょっと苦労しました。

早急に携帯トイレを使用したい場合などは、穴を掘るがの手っ取り早くて確実ですね。

 

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出すものをさっさと出してスッキリ。

 

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排便を終えた後、付属の防臭パウダーを振ってから。臭い漏れしないように三重に口を縛りました。

 

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『固めて捨てるトイレ処理セット』に入っている排便袋は薄いです。口を何重にも縛ったとしても、鼻を近づけてみると袋自体から便臭が漏れているのを感じます。

これをこのままザック(リュックサック)に入れて持ち帰るのには、正直いうと少し抵抗がありました。ザックの中でこの薄手の袋に穴が空き、便漏れしてしまったら大惨事です。

 

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軽量で、ウンコストパフォーマンス的に考えると悪くないのですが、防臭効果のある袋が入っていない点や、排便袋が薄手で耐久性に不安を感じることから、『固めて捨てるトイレ処理セット』は、アウトドア向きの仕様とは言い難く、断水などで家庭のトイレが使えなくなった場合に使用する、非常用のトイレという性格が強いように思えました。

 

『アイリスオーヤマ 固めて捨てるトイレ処理セット』

GOOD

・値段が比較的安め

・軽量小型

 

BAD

・防臭袋(密閉袋)がないので、そのままでは臭う。

・排便袋が薄手で耐久性・強度に不安が残る

 

 

おわりに

今回様々なメーカーから発売されている携帯トイレ(非常用トイレ)を使い比べてみました。使用してみた後に感じることは、メーカーごとに付属品が微妙に異なっていて、それぞれの商品が持つ個性を感じることができたので、自分にとっても、とても有意義な試用レポとなりました。

3つぐらいの携帯トイレを使ってきたあたりから、パッケージ内容を見るだけで、「これはアウトドアで使えるやつ」「使えないやつ」が何となく分かってくるのが面白いところです。

携帯トイレに必ず同封されている凝固剤は、防臭効果も併せ持っているということですが、出したてホヤホヤのウンコを入れた排便袋は例外なく(ある程度)臭いました。凝固剤をウンコとMIXしてしばらくすれば臭いはなくなるのかもしれませんが、出したブツの臭いが完全に消えるまで、悠長に待っているような人はいないはず。基本的に、用を済ませたらすぐにザックにポイと入れなければならないでしょう。そういった視点で見ると、個人的には密閉袋(防臭袋)が同封されていない携帯トイレをアウトドアのフィールド(特に登山)で使うのは、個人的に遠慮させていただきたいです。

 

トイレのないアウトドア環境だけでなく、大規模災害がいつ発生してもおかしくないこのご時世。いざという時役に立つ、携帯トイレを非常用に持っておくのは悪くないアイデアだと思います。そこまで場所を取るものでも、高いものでもないですし。一家、もしくは個人にひとついかがでしょうか!?

携帯トイレを買ったからには、いざという時にササッと使えるように、どこかそのへんの裏山で練習することをおすすめしておきます。

 

 

こちらの記事もどうぞ

今回の記事で使ってみた6種類の携帯トイレ(非常用トイレ)のスペックを比較・紹介している記事。

 

www.dimountainphotos.com