山を愛する男子諸君(あるいは女子諸君)の悩みのひとつに、「素敵な異性と出会いたいけど、なかなか出会えない」というものがあるかもれません。
「山ばっかり登ってるから出会えないんだよ」ともっともなツッコミが入るのは分かっています。『平日は仕事、休日は山』といったライフスタイルを淡々と続けていては、なかなか出会いがないのも確かです。
今回の記事では、「山は諦めたくないけど、出会いも欲しい!」といったあなたのために、山でどうしたら効果的な出会いができるのかを考えてみました。
山での出会いについて、効果的な方法を考察
人気の山に登る
まず最初に大切なのは、出会いの機会を増やすこと。とにかく人に出会うためには、人のいる場所にいくことが必須条件です。
素敵な異性との出会いを求める登山者は、決して人気のない山には行ってはいけません。
出会いというのは、ある種の確率的な問題もあります。出会いを求める場合は、とにかく一定数の人間がいる場所に行くことが必須であります。
行くとしたら日本百名山(有名)とか、都心から近い山(高尾山など)とか、ガイドブックによく載っている山、交通アクセスが良い山、ロープウェイが通じている山などが良いでしょう。
休日の度に、激しい登山(雪山とかバリエーションルートとか)をやっているヤツが「彼女欲しい」とかは本当に戯言。 おとなしく高尾山でも登っときましょう。
土日に山に登る
平日休みの人も世の中には居ますが、マジョリティ(多数派)は土日祝日が休みです。
社会人の場合、休みがないと山に行けないわけです。なので、平日と比べるとやはり土日(祝日)の山は賑わいます。
人と出会うには、人の多い場所に行く必要があるというのは前述の通り。人気の山は土日にはさらに多くの人が訪れるので、その分出会いのチャンスは増えます。
自分の山行を誰かに自慢したいジイサンもそのへんはよく心得ているので、毎日が日曜日なのにわざわざ土日に山に来ていたりするのです。
あまりに早起きはNG
以前書いたこの記事では、早起きして山に登ることのメリットをつらつらと挙げてみましたが
私の経験論から言うと、全体の割合からして、太陽が顔を出す前とか本当に早朝から行動している人は少数派です。登山者の多くは、周囲がすっかり明るくなってから登山を始めます。
暗いうちからヘッデン(ヘッドライト)行動する人間は少数派であり、出会いを考えるならナイトハイクなんてもっての外です。出会いたいなら大衆に合わせましょう。
そもそもピチピチキャッキャした若い女子集団が、暗いうちからヘッドライトの光を灯して行動していたとしたら「こいつら何者…ッ!?」と、ちょっと身構えてしまいますね、私の場合。
コミュニケーションは下山中が良い?
登りはどうしてもしんどいし、息が上がります。 登りで体力が尽きかけている場合は、「会話なんてできる状態じゃない」なんてことにも。汗もかいてるし、荒い呼吸で鼻翼も広がり(鼻の穴がデカくなってるという意味ね)、スマートな会話を交わすには適していないこともあります。
その逆に、下りの場合は息も切れないし、登りに比べたらそんなに汗もかいていないし、まだ喋れる余裕があるそうです(とある山女子からの意見)。
テントより山小屋
出会いを求めるならテント泊より山小屋泊のほうがチャンスは増すと考えています。
山小屋が混雑でごった返す時期でも、プライベート空間が確保されるのがテントの良いところ。しかし出会いという観点で見ると、そのプライベート空間こそが、人との出会いを遮るファイアウォールとなる可能性もあるのです。
テントと違ってプライベート空間がないというのが山小屋の欠点といえばそうですけど、その分出会いの可能性は増えるということです。
「真の山屋はテント一択」とか硬派ぶっていると、いつまで経ってもモテないわけです。
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山岳会での出会いは?
今までは「登った山で、偶然誰かさんと出会う」という前提のもと話を展開していましたが、ここからは自分から特定のコミュニティーへと、出会いを求めて足を踏み入れた場合の話。
さて、山を愛する者が集う山岳会で出会いを求めるという方法はどうでしょうか?
都会の事情は私は全く知りませんが、知り合いのとある山岳会所属の人からのコメント
「最近の山岳会は高齢化が進んでいて、特に地方の山岳会は若い人が入らないから消滅の危機になっているところも多いよ」
う~ん、期待は薄そうです…。
ま、それでも若い人が所属している山岳会もあるっちゃあるので、場所によりワンチャンあるかもしれません…。
若い人不足で嘆く山岳会があるのは事実ですが、別の観点で見た場合、人生経験豊富なレディー(もしくはジェントルマン)と出会える可能性はあります。そういう路線で頑張りたい人には素晴らしい場所なのではないでしょうか?
恋愛とは全く異なる話ですが、とある山岳会の某氏(オッチャン)にはいろいろ山を教えてもらったので非常に感謝しています。
インターネット(SNS等)での出会いは?
現在のグループ登山で無視できない勢力となってきた、SNS等のインターネットを経由して出会った登山者の集団。
インターネットは恐るべき連中が数多く潜む魔境ではありますが、有効に活用すれば多くの人と繋がれる機会を与えてくれるスーパーアイテムとなります。
インターネットを介して集った登山コミュニティーで、出会いを探す…。
日本全国(あるいは世界中)の人間と繋がれる機会を与えてくれるインターネット。もしかしたら美人女子高生登山家とか、外資系企業役員兼登山家(しかもイケメン)とか、そんなステキな登山者たちとも繋がれるかもしれませんので、ワクワクしますね。
まぁ、でもそれはどんな世界にも言えることですが、美人女子高生とか外資系企業役員(しかもイケメン)とかは多分それを付け狙うライバルが多数いると思われますので、こっちもそれなりの武器(金をちらつかせるとか)を持っておく必要はありそうです。
しかもインターネットは「私頑張ってる!」とか「俺すごいよ!」とか、やたらキラキラしてる連中がけっこう多いので、そういったライバルたちに対抗するには、こちらもキラキラ光り輝いてないといけないのがツライところです。
職場の同僚と山に登る
「山での出会い」というテーマとは少し外れますが、「職場の異性と登山を通じて急接近」という方法もあります。
だいたい日本人(の労働者)は、人生の多くの時間を職場で過ごします。休みの日はささやかに趣味をやって、その他の人生はだいたい仕事して過ごしてる我々日本人。仕事ばっかりやらされて、出会う機会もロクにないのだから(そのくせ子供は作れと言う)、職場の手近なところで何とかするのも手段としてはアリです。
「山に興味があるんだけど」とか「富士山登ってみたいな~」とか言っている人が職場にいたらチャンス。その人達に声をかけて、山に連れて行ってみるのも良いかもしれません。職場のアナタとは違った山でのワイルドな姿を見たら、職場の同僚もちょっとときめいちゃうかも!?
職場の人間関係は山を下りた後も続くので、「あいつら一緒に登山してるからきっとデキてる」とか、職場でヒソヒソ噂をされたり、職場の人間関係が多少複雑になる可能性はあります。
また、「○○さん(あなたのこと)は、登山中にウンコしたあと手を洗わないのでキモい」とか軽蔑されたり、職場中に妙な話を広められたりしてみんなドン引きとか、そういうリスクもあるので、同僚との登山はナチュラルになり過ぎないように注意が必要です。
結論
土日祝日に、人気の山を、山小屋泊で登る。それが人と出会う回数を増やすので、出会えるチャンスが確率的に高くなります。
誰も登らねーような山をテント張って登るような硬派ぶったヤツは、いつまでもモテないので、山をやりながら出会いが欲しいならもうちょっと大衆に寄せましょう。
山岳会への所属、SNSの活用、職場での同好会活動などは、メリット・デメリットもあるのでご利用は計画的に。
山をやりながら異性と出会う(確率を上げる)方法は以上に述べました。
あとは、あなたの顔と、コミュニケーション能力と、年収次第だ!!
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あと、出会いの機会を増やすために活動するのは悪くないと思いますが、くれぐれも相手の迷惑にならないようにするのも大切ですよ!
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