カムのカラビナ回転防止にヘアゴムを使ってみた

今回は完全に分かる人しか分からないネタかも知れません。タイトルがワケ分からない人は多分、終始よく分からないこと言ってんなーで終わるかも。

クライミングの中に使うギア、ナチュラルプロテクションの一種、カム(SLCD)に関する小ネタです。

カム(SLCD)をラッキングしているカラビナが、知らない間にクルッと回っちゃってるアレを防止するため方法を思いついたので、そのことを書いていきます。

限界の状況でカラビナが勝手に回転してると焦る。

もういつ落ちてもおかしくない、ピンチな状況下。カムに付いているカラビナが知らない間に回転していると、ギアラックから外す時とかクリップする時とか、カラビナを回す一手間が増えて地味にストレスです。

 

上記のアイテム。ドッグボーンの下側に付けるカラビナの回転防止に使うアレで固定するとか、テーピングテープでカラビナが回転しないように固定するとか方法もあるにはあります。

でも、下手にカラビナを固定してしまうと、カムで支点を作る時とか、セルフをセットする時、ヌンチャクやアルパインランナーを掛けて延長がやりにくくなってしまいます(テンションが掛かると固定してるやつが壊れてしまう可能性)。

 

そんなわけで、たまにカラビナがクルンと意図せず回転しているのを直しつつ、トラッドやアルパインを楽しんでいたわけですが…。

 

ヘアゴムを使って固定してみることにしました。

ある時、ちっちゃい輪ゴムでカムのカラビナを固定してみると良い感じになるんじゃないかと思い立ちました。一般的な輪ゴム(オーバンド)も使えなくはないけど、大きすぎて扱いにくいです。

嫁とドンキに行った時に、一緒に付いてきてもらってもらって(男一人で立ち入りにくい場所にヘアゴムは置いてある)、200円ぐらいで200本入りの黒いヘアゴムをゲット。個数はもっと少なくても良かったんですが、200個入りしかありませんでした。

100均だったらもっと安く手に入ったかも知れませんね。

 

上記画像のように、クロスさせて装着。必要十分な感じで固定されました。

 

カラビナを追加で掛けてもOK。

このように、支点づくりやセルフビレイ、ランナーを延長する場合などでもうひとつカラビナを掛けても、ゴムが切れたりはなさそうです。

 

とりあえず手持ちのカムに片っ端からゴムをつけて固定してみました。

 

【この方法によるメリットで思いついたことは以下】

・ゴムが非常に軽量

・細いゴムなので変に目立たない

・支点づくり、セルフのセット、延長の際に邪魔にならない

・入手しやすい

・安価←ココ大事

 

雨で岩に行けない日に思いついただけなので、実際に外で使ったわけではありません。色々やってみて、何か不具合とかデメリットとかあったら追記するかも?

 

以上です。

 

 

追記 耐久性に難あり

上の記事を書いた後、肩と肘を痛めた影響でしばらくクライミングに行けませんでした。

元々ちょっと擦れるとゴムが切れてしまうという、耐久性の弱さを感じていました。それに加えて、しばらくカムを放置していたら知らない間にいくつかのゴムが自然にちぎれていました。

岩に擦れてゴムが切れてしまう問題に加え、時間経過でも切れてしまうリスクがあるということが判明したので、このヘアゴムをカムのカラビナ固定に使うことについては考え直した方が良いかも知れません。

何かもっと良い方法を見つけたらさらに追記するかも知れません。

 

 

 

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