ペツル、ブラックダイヤモンド、グリベル…
2018年も各社から、アイスアックスの新製品が発表されています。
アックスは結構お高いので、そうそう簡単に買えるものではないですが、新製品発表というのはワクワクします。
今回の記事では2018年シーズンに発売/発表された新製品のアイスアックスについて取り上げていきたいと思います。
【2018】 アイスアックス新製品情報
Black Diamond Reactor Ice Tool
ブラックダイヤモンドから発表された新型『リアクター』。
Black Diamond Reactor Ice Tools 2018
ISPO 2018 - Black Diamond - Reactor
新型ハンドルがかなり握り心地良さそうですね。持ちやすいハンドルはアイスクライミング中、長い間ぶら下がっていてもパンプしにくそうです。
グリップのインサートを交換することで、手の大きさに合わせて握り心地をカスタマイズできるそうです。
ヘッドにハンマー、ブレードも装着可能。
ピックもナチュラルアイスピックという新型のものになっています。どのような刺さり具合になっているのか興味があります。
ミックス、アイスクライミング両方に最適化されたデザイン。
個人的には石突のスパイクが、フューエルのように着脱可能だったら良いと思うのですが…
Petzl NEW Ergonomic, Nomic, Quark
ペツルのテクニカルアイスツール群が軒並みリニューアルされるようです。
『エルゴ』は『エルゴノミック』と名称変更されています。
Petzl Quark, Nomic, Ergonomic 2018 Ice Tools - EVERY DETAIL
全体的に、2015年にリニューアルされたサミットEVO系列のデザインとなっていますね。
ヘッドとシャフトのナイロンインサート。ヘッド・シャフト接続がより強固になったようです。
ハイドロフォーミングシャフトにより、ダガーポジション時により握り易くなっています。
ヘッドウェイトの形状変更で、クラック等に差し込み易いようになっています(ノミック/エルゴノミック)。
超小型ハンマー装着(ノミック/エルゴノミック)。
グリップ形状の変更。ノミック/エルゴノミックのアッパーハンドルは、自己融着テープからラバー素材なっています。
ピックは今までのペツル・テクニカルアイスツールと同じ形状みたいです。
新型クォーク…雪に深く突き刺し易いようにグリップレストが折りたためる仕様。
新型ノミック…歩行時に補助となる石突装着。石突のないグリップレストへ変更可能。肉抜きされたハンドルは、中に雪が入り込んでしまうことはないのでしょうか?
エルゴノミック…握り易いハイドロフォーミングシャフト採用により、アッパーグリップレストは省略。逆持ちした時に手に刺さらないよう、グリップレストのスパイクはかなり小型化。
Grivel Ghost EVO ice axe
グリベルの軽量アイスアックス『ゴースト』のNEWバリエーションが発表。
その名も『ゴースト・エボ』。
新製品のゴースト・エボは無印ゴーストよりも多少重くなってはいるようですが、無印と違って石突が付いており、シャフトはストレートからベントシャフトになっています。
スキー用/緊急用/サブ用といった感じの無印ゴーストと違って、冬山登山で普通(積極的)に使えそうです。
重量は、無印ゴースト 264g、ゴースト・エボ 313g
ゴースト・エボの長さは48cmと53cmの2つがラインナップされるようです。
モンベル スノーリッジ
国産のアウトドアブランド・モンベル(mont-bell)からも縦走用ピッケルの新製品が発売されるようです。→【mont-bell 2018秋冬新製品】
今までモンベル(モンベル・カジタックス)が製造・販売していたピッケルはシンプルなストレートシャフトのものだけでしたが、新製品のスノーリッジは今風のベントシャフトモデルですね。値段も競合他社と比べると安めなのはさすがモンベルと言ったところです。
一般の冬山登山か雪稜中心のバリエーションルート程度(ロック・アイスやらない)なら、このモデルで十分間に合いそうです。
各社新製品の使い心地はどうなのか、すごく気になります。
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