過去の山行記録 2016.3.26-3.27
丁度2連休と好天が重なり、これは山に行くしかないでしょ、と笠ヶ岳に行ってきました。
冬は吹雪に閉ざされる北アルプスも、3月になれば晴天率が上がってぐっと登りやすくなります。
とはいえ豪雪の北アルプスなので、激ラッセルを覚悟してワカン持参で行きましたが、雪はびっくりするほど締まっており、結局ワカンは使わずでした。
ラッセルがなかったとは言え、冬装備を持ってのテント泊登山は結構疲れましたが、終始好天に恵まれ、素晴らしい景色を堪能できました。
3月の笠ヶ岳 クリヤ谷から
3月26日
いつもの新穂高温泉の無料駐車場に車を泊め、車道脇の歩道を歩いて槍見館方面へと向かいます。
笠ヶ岳登山口からは薄っすらとしたトレースがありましたが、かなり不明瞭。
登山道は雪で埋もれてわかり辛い感じでした。無雪期の記憶を頼りに歩いていきます。
6:31 クリヤ谷は渡渉箇所があります。ドボンして靴を濡らさないように注意。
6:57 錫杖岳が見えてきました。
7:01 錫杖岳前衛壁をアップで。
7:45 登山道を見失いました。雪は締まっていて問題なく歩けるので、適当に目的地の方角に向けて歩いていきます。
8:33 開けた場所に到着。天気が良いせいで、日が当たると暑いぐらいです。
8:53 焼岳、乗鞍がきれいに見えます。
9:54 天気が良く、気温が上がって雪が緩んでくる気配がしたので、雪崩を警戒して広サコ尾根に上がりました。
9:57 冬場の笠ヶ岳登頂ルートに使われる広サコ尾根。なかなかの急登です。
10:15 動物のトレースあり。動物は意外と歩きやすいところを知っていたりします。
10:55 広サコ尾根上部。そのまま尾根を直上すると、岩やブッシュで面倒になりそうっだったので、程よいところで一般登山道(今は雪の下)方面に向けてトラバースをします。
11:38 トラバース中。
11:58 クリヤの頭あたりから、本峰方面。
クリヤの頭までやっと登りきったと思ったら、今度はアップダウンがあります。
12:31 雷鳥岩のあたりはトラバース。結構な傾斜がありスリップしたくないところです。
12:41 自分のトレース。雪が緩んで団子になってアイゼンにくっつくので、数歩歩いてはピッケルで叩いて落とします。そのせいで、時間がかかります。
トラバースを終え、地図上で第二尾根、第三尾根の派生のあるコルに到着。そこからは本峰に向かっての最後の登りとなります。
今回は1泊2日の日程で、登頂日は翌日の予定だったので、最後の登りの手前で、展望の良いところにテントを張る計画でした。
14:36 第三尾根の終了点よりちょっと登った先に、ちょっとした尾根の出っぱりがあったのでそこを幕営地点としました。
14:37 テン場からの絶景です。
14:37 テントはこんな所に張りました。
14:40 ちょっと離れた所から。雪庇の上でないことを入念に確認してからテントサイトを作りました。
17:54 一本だけ持ってきたビールをちびちびと飲みながら、夕景を楽しみます。
17:56 一日ももうすぐ終わり。
18:06 淡い赤色に染まる槍ヶ岳。
18:07 穂高連峰。
日が沈んだところで、明日も早朝行動になるので寝袋に入って早々に寝ることにしました。
長い距離を歩いてきた疲れもあるのか、時々目を覚ますことはありましたが翌朝までぐっすり寝ることができました。
翌日は笠ヶ岳山頂へ向かいます。