【パタゴニア】 フィッツロイダウンパーカは抜群の保温性を持つ優良ダウンジャケット

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冬に大活躍するダウンジャケット(パーカ)をご紹介します。というか、これは保温力が高すぎて、本気で寒い時にしか使えません…。

アウトドアウェアの代表的なブランドである『パタゴニア』が放つ、冬の定番ハイロフトダウンパーカである、フィッツロイ・ダウン・パーカ。

クライミング時のビレイ(安全のためのロープによる確保)用のジャケットなのですが、それだけではなく、高性能な保温ウェアとしても使えます。薄手のライトダウンジャケットや、高性能の化繊インサレーション(ダウンではない保温用の中綿)など、便利なウェアはいろいろと発売されていますが、極寒の環境では厚手のダウンジャケットが最強です。

 

Patagonia Fitz Roy Down Parka

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パタゴニア メンズ・フィッツロイ・ダウン・パーカ。

身長168cm(四捨五入で170cm!)のディーアイは、XSサイズを着用。アメリカ人デカ過ぎ…

 

フィッツロイダウンパーカのスペック

・800フィルパワーのヨーロッパグースダウン使用

・パーテックスクアンタム 20デニール・ナイロン100%の生地

・重量632g

 

ダウンジャケットの保温力は『ダウン量×ダウンのフィルパワー』でだいたい決まります。

★ダウン量 → ジャケットの中に、どれだけのダウン(量)が詰まっているか。ダウンがたくさん入っているほど、当然温かいです。

★フィルパワー → ダウン自体がどれ位膨らむか(数値が大きいほどダウンの膨らみが大きい=温かい)。ダウンの質を示す指標。

パタゴニア・フィッツ・ロイ・ダウンパーカーには、高品質の800フィルパワーのヨーロピアングースダウンが惜しげもなく大量封入されており、とにかく温かいです(何グラムのダウンが入っているのかは未表記)。

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見た目で分かるハイボリュームのジャケット。

最近流行の軽量高性能ダウンは「1000フィルパワー!」とか表記されている製品もざらにありますが、超軽量タイプのダウンジャケットは封入されているダウン量自体が少なめです。見た目からしてハイボリュームなフィッツロイダウンパーカは、フィルパワーは800(これでも十分高品質)ですが、圧倒的なダウン量で暖かさを生み出している印象です。

 

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ヘルメット対応のフード。寒い環境では頭部から多くの熱が逃げていくので、ダウンがしっかり詰め込まれたこのフードをかぶると、温かさが格段にUPします。

-20℃ぐらいの環境でも、歩き回れば汗をかいてしまうほどです。

ちなみに生地はパーテックス・クアンタムというブランドの良質ナイロン製。20デニールの薄さなので、岩などの摩耗には少し頼りないですが、その分軽量でしなやか。肌触りが素晴らしく良いのも外せないポイントです。

 

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袖口はゴムで程よい締めつけ感。冷気の侵入を許しません。また、袖のゴムが内側に丸め込まれたような構造なので、袖の先端までダウンボックスが届くようになっています。細かい点ですが、この袖口の構造も、保温力を高める為に一役買っています。

 

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ジッパーの隙間から風(冷気)の侵入を防ぐためのドラフトチューブ。極寒地での使用を想定しているため、妥協なく細部まで作り込んであります。

 

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付属のスタッフバッグに収納したところ(隣の本麒麟は大きさ比較用)。保温力の高いハイロフトのダウンジャケットだけあって、収納サイズは流石に「超コンパクト!」というわけにはいきませんが、展開時のボリュームを考えると、驚くほど小さくなります。

ちなみに付属スタッフバッグは余裕のある作りなので、もっと小さな袋に入れれば、この2/3ぐらいまで圧縮することも可能です。

 

ビレイ用ジャケット

ビレイ(確保)とは

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ビレイ:クライミングで登る人(クライマー)の安全を、ロープで確保するのがビレイ(確保)です。

ビレイを行う人が『ビレイヤー』。ビレイヤーが羽織るジャケットが『ビレイジャケット』。今回紹介しているフィッツロイ・ダウン・パーカは、ビレイ用ジャケットです。

雪山登山では、基本的に常に動き続けているのでそんなに寒くなかったりするのですが、アイスクライミング等、厳寒期のクライミングでは、ビレイヤーは長時間立ち止まっているのでかなり冷えてきます。そんなビレイ中の寒さを解消するための製品がビレイジャケットなので、保温力は一般的なダウンジャケットと比較するとかなり高めに設定されています。

 

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ビレイデバイス(確保器)を快適に扱えるよう、ツーウェイジッパーを搭載。

ちなみにメンズの小用の時にも、少し便利だったり。

 

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厚手のグローブをしていても取扱いしやすいよう、ジッパーには紐とつまみが取り付けられています。

何故かツーウェイジッパーの下側には付いていませんが…。その代わり、下のジッパー自体が大きめに作られています。確かに、下の方で紐がピロピロしてたら邪魔ですもんね。

 

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ジャケットの内側にはグローブ収納用の大型ポケットが搭載されています。

クライミングの時には操作性の為に薄手のグローブをつけて登り、ビレイの時には指先が冷えないように厚手のグローブにつけ替えることがあります。

汗や雪などで濡れたグローブをそのまま放置しておくと、冬山ではすぐに凍ってしまいます。装着していないグローブをジャケットの内側のポケットに入れ、体温で温めておくことでグローブの凍結を予防することができるので、快適にクライミング(ビレイ)が可能となります。

ビレイジャケットは、冬季クライミングの快適性を格段に高める細やかな作り込みが魅力なのです。

 

冬山での用途

ビレイジャケットはその性質上、冬季登攀やアイスクライミングを行うクライマー(ビレイヤー)専用の装備という印象なのですが、一般の冬山登山者が使うメリットもあります。

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まず、ダウンジャケット自体の保温力が高い(ビバーク用としても使えるほど)なので、ビレイジャケット組み合わせること前提で、寝袋の保温性を落とすことも可能です。

冬用寝袋(1500g)4シーズン寝袋(1000g)+ビレイジャケットと言った具合です。

そのメリットは…

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冬場に外に出て撮影を行う場合、寝袋を着て出ていくわけにはいきません。

冬場の撮影はとにかく冷えるので、冬季にテント泊しながら星空を撮る場合など、厚手のハイロフトダウン(ビレイジャケット)が活躍します。

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厳冬期山小屋泊の場合でも、小屋の外に出ればかなり寒いので、ゆっくり星空を撮りたい場合、ハイロフトのダウンジャケットがあると断然有利です。

 

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ご来光の待ち時間は、最も気温が下がる時間帯です。そんな時にも厚手のダウンジャケットを持っていれば、稜線の吹き荒ぶ風と寒さに耐える手助けとなることでしょう。

 

ちなみにフィッツロイ・ダウン・パーカには防水性はありません(防風性はある)。

これは個人的には無問題

なぜなら、こんなゴツいダウンジャケットを出すということは、予想される気温は-10℃を軽く下回る相当寒い時期や場所。そんなところでは雨なんて降りません(代わりに雪が降る)。

ゴアテックス(ウインドストッパー)などの防水(防滴)素材を使うと、どうしても生地が厚くなって収納時に嵩張るし、ゴワゴワして着心地が低下するし、値段も高くなるので、防水が常に正義という訳ではありません。

その辺の装備(素材)の選択は、個人の考え方によるところも大きいですね。少しでも安全性を高めるために、防水素材を選択するというのも間違いではないでしょう。

 

街着にも使えます(寒い日限定)

フィッツロイ・ダウン・パーカ、街着としてはオーバースペックですが、寒さに弱い人には良いかもしれませんね。

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ディーアイの住んでいる信州諏訪地方は寒いです。1月~2月の間、朝方は-10℃まで冷え込む時だってあります。諏訪湖も凍ります。

この写真は1月に早起きして撮ったものですが、周りのカメラマンたちが寒さに耐えながら撮影していたのに対し、ディーアイはフィッツロイダウンパーカ+厳冬期登山装備だったので冷え知らずでした。

本気で寒さに弱い人にもオススメです。

 

厳冬期に活躍するハイロフトダウンジャケット(ビレイパーカ)、フィッツロイ・ダウン・パーカ

 

フードなしのジャケットもあります。フードが無いとパッキングサイズが明らかに小さく、重量が軽くなります。パーカ(632g)→ジャケット(488g)

 

フィッツロイ・ダウン・パーカ、レディースもあります。女性は寒さに弱い方が多いので、冬山を楽しむ女性にもオススメしたいです。

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