山が好きで長野県の諏訪地域へ移住してきた当ブログ作者が、諏訪地域近辺の(観光)名所を中心に語ります。
遠方から遥々諏訪とか茅野とかに来ている方々、登山の前後とかに、ちょっと寄ってみるのも良いかもしれませんよ!
移住者が紹介する信州・諏訪エリアの観光スポット
諏訪湖
まずご紹介するのは、諏訪市・下諏訪町・岡谷市の三市町村にまたがる長野県最大の湖、諏訪湖。面積13.3km²(一周約16km)の大きさだそうです。
諏訪湖畔には公園が点在し、市民の憩いの場となっています。一周16kmの大きさは、ランニングや自転車で走るのにちょうど良い(?)大きさ。ご長寿で有名な長野県民の健康を支える湖なのです(要出典)。
四季を通じて様々な色を見せる湖。本当に色が変わります。夏の間には藻やバクテリアなどが繁殖してカラフルなケミカルグリーンに。臭いもそれなり。個人的には、この湖で水遊びはゴメンです。
職場の諏訪市民も、何かの会話の流れで「絶対口に入れたくない」と言っていた水質。
「諏訪湖で捕れた新鮮なワカサギです」は、少なくとも私にとっては何のセールスポイントにもなりません。
冬のスンゲ寒い時期には全面氷結することも。
この凍った湖上を歩いて、氷が割れて湖にドボン。病院送りになる人もいるとか(関係者情報)。
湖畔ではおいしいソフトクリームが買えます。
虫はともかく、ソフトクリームは本当においしかったです。
諏訪湖花火大会
諏訪市の一大イベント。毎年8月15日開催。もともとは戦没者の慰霊のために行っていたと言いますが、今では長野県を代表する派手なイベントです。
打ち上げ花火の総数は約4万発、例年約50万人の人が訪れるらしいです。
地獄のような混みようで、花火の後、駐車場から諏訪インターまで出るのに2時間かかるとかいう話も(通常車で約15分)。花火中はみんな花火に夢中になるからいいのかも知れませんが、花火が終わった後がカオスです。
また、いい席で花火を撮影しようとする場合、ガチ勢と壮絶な席争奪戦を行う必要がある模様。
ディーアイは地元民たちに紛れ、ちょっと離れているけどそんなに混雑しない場所からひっそりと観覧しています。
ちなみに9月には『新作花火大会』というもうひとつの諏訪湖の花火イベントもあります。8月の諏訪湖花火大会よりいくらかスケールダウンしますが、個性的な打ち上げ花火が見られます。地元民いわく「そっちのほうが面白い」ということらしいです。
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上諏訪温泉
諏訪湖畔に立派な温泉宿が何軒も立ち並んでいますが、泊まったことはありません。温泉だと片倉館の千人風呂が有名ですが、入ったことがありません。
諏訪には地元人向けの温泉もあり、そこが200円ちょいで入れるので、そこには時々出没します。
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諏訪ステーションパーク
通称ステパ。観光地ではないですが…諏訪ICからほど近いところにあるショッピングセンターです。広い駐車場を備えており、スポーツ用品店やレストラン等があります。
日本の登山者の味方、モンベルショップもあります。ディーアイはたまに登山用品の買い出しに行きます(ガスバーナーとか)。遠方から八ヶ岳に登りに来て、登山口あたりで重大な忘れ物に気づいた(登山靴とか、カッパとか)場合、何もせずに帰る時間と手間を考えたらここで忘れた登山用品等を買ってしまうのも手かもしれません。
立石公園
諏訪湖と諏訪市街が見下ろせる見晴らしのいい公園。晴れた日には素晴らしい展望が手軽に楽しめます。
某大ヒットアニメ映画に似たような場所が出てきたとかなんとか。
夜景撮影にもおすすめのスポットです(アベック多し)。
高ボッチ高原
立石公園と並び、諏訪の夜景を撮るのに有名スポット(こっちの方が有名かも)。諏訪の夜景+諏訪湖+富士山の構図で写真が撮れます。
上の写真を撮った時には、残念ながらモヤっていて富士山は隠れていました。
諏訪の中心地からすると、少し距離が離れていますが、夜景写真が好きな人とかは行く価値は十分にあるかと。
昼間訪れるとこんな感じの景色が見られます。また、反対側は松本平方面や北アルプスの展望もGOODです。
高島城
諏訪にある城。
オリジナルバージョンはとうの昔に無くなっており、現在ある天守は1970年ごろに作られた復刻版とのこと。
松本城とか国宝級のお城と比べてはいけません。(松本城を見た後すぐに来るのもあまりオススメできないかも…)。復刻された城とは言っても、サイボーグ化された名古屋城のようなハイテク設備もありませんので、全国クラスの城と比べたら、ちょっと地味感があります。
桜の季節とかに訪れるとそれなりにキレイなので、歴史とか城マニアでない人の場合は、期待値を上げすぎないのが楽しむ秘訣ではないかと。
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諏訪大社
諏訪大社は『上社・下社』に分かれていて、上社には『前宮・本宮』、下社には『春宮・秋宮』があります。
名前に上・下と付いていますが、上社が下社よりエラいとかそいうのはないみたいです。多分、ご利益の濃度は一緒ぐらいでしょう。上社が男の神様、下社が女の神様を祀っているとのこと。
全国にある諏訪神社(Wikipediaによると25000社とかあるらしい)の総本山となるのが諏訪大社なので、かなり強力なパワースポットだと思われます。
特に下社は『恋愛』とか『縁結び』とかに効くらしいので、山登りの前に参拝しとくと、山行中に素敵な出会いがあるかも知れませんよ? 知らんけど。
万治の石仏
諏訪大社下社春宮からほど近いところにあるユニークな石仏。岩の上に仏像の頭だけが乗っているようなデザイン。
「日本を代表する芸術家である岡本太郎がベタ褒めした」というのが売り文句。岡本太郎が言及しなければどういう扱いになっていたのか…。
海外のスーパーデカいビルヂングや、派手派手パフォーマンスを見慣れた人間が、そのようなものを期待していくと、とんだ肩透かしを食らう可能性。
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霧ヶ峰
標高2000m近い高原まで車でひとっ走り。四季折々の姿を見せ、爽やかな風が吹く高原。
レーダードームが霧ヶ峰最高地点である『車山』のシンボル。晴れていれば360℃の大パノラマ。八ヶ岳や北アルプスなどを一望できます。時期によって、雪があったり、花が咲いていたりする霧ヶ峰は、オールシーズン何かしら見るものがありそう。
ハードな登山をする人も、しない人も、気軽に自然と大パノラマを楽しめる霧ヶ峰は諏訪エリアを代表する観光スポットだと思います。
余談ですが、山や自然が好きな当ブログ作者は、自然の多い場所に対しては好意的な感想を抱きやすいというのを、この項目を書きながら思いました。
八島湿原
正確に言えば先ほど紹介した霧ヶ峰の中に含まれるかも知れませんが、こちらもなかなか良いスポットなので個別に紹介。
湿原と池塘、それを取り囲むように作られた遊歩道。大展望を楽しめる霧ヶ峰(車山周辺)とは違った美しさを満喫できる場所が八島湿原です。
八島湿原の駐車場から、それほど歩かずにたどり着けるのでお気軽に来れます。霧ヶ峰からハイキングコースを繋ぐプランも、歩くのが好きな人には良いかも。
諏訪の酒造
JR上諏訪駅の近くに諏訪の地酒を製造している場所があります。『諏訪五蔵』と言って、『真澄』『本金』『舞姫』『横笛』『麗人』という5つの酒造が隣接した場所に立ち並んでいます。
公共交通機関で諏訪エリアにお越しで、なおかつ酒好きの方は、それぞれの蔵が作り出す酒を飲み比べてみるのも良いかもしれませんね。
当ブログ作者は一応、5つの酒造のお酒を全部口にしたことはありますが、バカ舌なので味の違いはほとんど分かりませんでした。
御射鹿池
御射鹿池(みしゃがいけ)は、日本画の巨匠である東山魁夷の代表作『緑響く』のモチーフとなった池です。
四季折々の色を反射させた鏡のような湖面を、信州の名所案内か何かで見た人も少なくないでしょう。
地元の写真愛好家にも有名で、季節を通して足繁く通うフォトグラファーも。
道路脇にあるため池です。ため池。実際はこんなもん。
写真で景色を切り取るならそれなりにキレイに写せる可能性はありますが、ただただ見に行く場合は、雰囲気もなにもあったもんじゃありません。市街地から行く場合は、ちょっと時間かかるし…この道路脇のため池。
白駒池
白駒池(しろこまいけ)はメルヘン街道の麦草峠(標高2120m)から10分ほどの歩行でたどり着ける、八ヶ岳の山中にある美しい池。
霧がかかると幻想的な雰囲気になりますし、何より紅葉が美しいらしいです。
ただし、紅葉時期はアホみたいに混雑するので、興味はあるものの紅葉のハイシーズンには足を踏み入れたことがありませんです。
白駒池から30分ぐらい歩いて上がった先にある、高見石という場所から見下ろす白駒池。
八ヶ岳
諏訪地域における巨大な『裏山』、それが八ヶ岳。
地元民いわく「なんで山登るか理解できん。あんなに苦しいもの」
諏訪地域の人々は中学生の時に、学校行事として八ヶ岳に登らされます。そして少なくない人数にっとて、それが人生最初で最後の登山となります。
八ヶ岳登山者の多くは県外の人間。
ハイキングから本格登山まで、無雪期には大勢の登山者迎え入れ、冬山も他の山域と比べると賑わっている方です。
初心者からベテランまで楽しませてくれる、懐の深い山岳エリアが八ヶ岳です。
まだまだ他にも諏訪エリアには魅力的な観光スポットがあったりしますが、その全てに足を踏み入れた訳ではないので、私が書けるのはこんなもんです…。
何だかんだ書きましたが、好きで移住してきただけあって、諏訪エリアは大好きです。皆様が諏訪(岡谷・茅野・諏訪・下諏訪・原・富士見)で、素晴らしい思い出を作って頂けることを願っています。
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