妻の花粉症がクライミングで良くなった件

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花粉症が完治したわけではないけれど、クライミングをしたら症状が一時的に和らいだという話です。

 

妻の花粉症がクライミングで良くなった件

 

花粉症の妻

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妻は花粉症です。

当ブログ『のぼるひと』作者のディーアイは今のところ花粉症ではないですが、この時期になると妻は鼻水や目のかゆみで辛そうにしています。

抗アレルギー薬も内服していますが、症状を完全にブロックできるわけでもなく…強い抗アレルギー薬を飲んでしまうと、眠くなってしまうそうです。なので、山遊びに行くときは、強い薬はできるだけ飲みたくないそうです。

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先日行ったクライミングでの話

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妻はロッククライミングがあまり得意ではなく、特にリードで登るのを苦手としています(怖いらしい)。

アイスクライミングは大好きで、こちらはリードで登っても全然怖くないらしい(妙な話ですが)。

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で、この前山梨県にある某岩場へ、ロッククライミングに行ってきました

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最初はトップロープで安全に遊ぶ妻。万が一落ちてもロープがピンと張られるだけなので、危険も少なくどちらかと言えば初心者向けや練習向きのクライミング方法です。

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トップロープの図

岩場への入り口の時点で、空気中には花粉はフワフワ舞っているらしく、岩場へのアプローチの時点で妻は鼻水垂れ流し状態。岩登り最中も、鼻水がたれてすごく登りにくかったとぼやいていました。

 

たまにはリードで登ってみよう、ということで、岩嫌いの妻にリードで登ってもらうことに。

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リードクライミングの図

リードで登ると、中間支点にロープをクリップしながら登っていくのですが…。落ちると最後にクリップした中間支点と、支点からロープを伸ばした分だけ長く落ちます

変な落ち方をしたり、支点にうまくクリップできなかったりすると、怪我をするリスクもあります。

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冬の間はアイスクライミングばかりで、久しぶりのロッククライミング。クライミングシューズのゴムソールでフリクションをかける感覚も十分に思い出せないまま、緊張のリード(クライミング)を一本登ってもらいました。

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鼻水が…止まった

リードで登る前は鼻水ダラダラだった妻ですが、緊張感の伴うクライミングでマスクは邪魔、とマスクを外し、何とか上まで登りきりました。

ほっと一息つきながら降りてきて、ある事にふと気づいたようでした。

「あれ…鼻水が止まってる」

ロッククライミング苦手な妻が、緊張を伴う登りを終えた後、先程まで苦しめられていた花粉症の症状が消えていたのに気づきました。

真剣に登っている途中から、花粉症の症状は全く気にならなくなったそうです。

結局その日、花粉症の妻の鼻水もくしゃみも、ピタリと止まっていました。

 

仮説

免疫の過剰反応(アレルギー)

花粉症はアレルギー反応です。

身体に入ってきた異物(この場合は花粉)に対し、身体が過剰反応して鼻水やくしゃみなどの症状を引き起こします。

 

細菌やウイルスなど、病原体が身体に入ってこないよう、身体を守る機能(免疫)。

この免疫機能が働くことによって、多少の菌やウイルスに暴露しても、大抵は何も起きずに健康に過ごせます。

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この免疫が、花粉を病原体だとご認識してしまい、花粉を体内から排出するために大量の鼻水やくしゃみを引き起こしてしまうのです。

それが花粉症の正体です。

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花粉症の図説

花粉は本来、無害なのですが…

仕事を持て余した身体(免疫)が、本来相手にするべきではない存在にもチョッカイかけているイメージですね。

 

クライミングで花粉症が治まった理由?

身体の用心棒的存在である免疫…。その免疫が、本来相手にしては行けない存在を攻撃しているのが花粉症。

暇を持て余した喧嘩っ早いヤツが、その辺の弱そうな連中に絡んで喧嘩を売っている状態と言いましょうか。

 

で、今回クライミングで花粉症が治まった理由を考えてみました。以下に。

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免疫が真の敵に気づく

 

今回の流れ
  • 妻が苦手としているロッククラミングを行った
  • 苦手なクライミングで恐怖を感じ、過剰な緊張状態に陥った
  • 過剰な緊張状態から、身体は危機的状態だと感知した
  • 危機的状況に対応すべく、身体は危機への対応にリソースをつぎ込んだ
  • そのため、優先順位の低くなった花粉へ反応は後回しに
  • 花粉症の症状が消失した

 

クライミングで花粉症症状が消失した、その後

クライミングを行ったその日一日は、妻の花粉症の症状は完全に治まっていました。

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しかし残念ながら、クライミングを終えた翌日には、花粉症の症状は再発してしまいました。鼻水とくしゃみ地獄の再来です。

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どうやらクライミングによる花粉症の症状の消失は一時的だった様子。

おそらく、危機的状況に対応するために、花粉症の症状を一旦打ち切った身体でしたが、危機的状況が去ったので、妻の免疫くんは花粉に対する攻撃を再開したようです。

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おわりに

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以上が、先日花粉症の妻の身に起きた出来事。

緊張感や恐怖を感じるクライミングに集中している時には、花粉症は一時的に完全に消失していましたが、元の生活に戻ると共に、花粉症の症状が再発してしまったというお話です。

 

面白いのが、トップロープで登っている時には花粉症の症状が出ていたのに、苦手としているリードで登った時には花粉症の症状がピタッと治まったところ。

トップロープでは「どうせ大丈夫だろ」みたいな油断というか、気の緩みみたいなものがあるということなのですかね。

 

フワフワと空気中を漂う花粉に苦しめられているあなた、その症状を緩和するために、クライミングという選択肢もあり?

落ちて怪我したら、花粉症どころではなくなってしまいますけどね…。

安全なトップロープではダメで、変な落ち方したら怪我するリード(ロープを引きながら登る方法)じゃないと効果なしですよ。多分。緊張感を持ってやることが恐らく大切だと思います。

 

※今回の内容は科学的根拠なしです。たまたまの一事例なので、再現性については保証いたしません。

 

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