世の中には2種類の山男が存在します。
モテる山男と、モテない山男です。
今回の記事では、女子からモテない(もしくはすぐに愛想を尽かされる)哀しい山男たちの(気持ちはわからんでもないけど)生態をご紹介していきたいと思います。
モテない山男になるためのテクニック
山が最優先
せっかくの女子から「食事でもどうですか?」というお誘いがあったとしても、「その日は山があるからダメだわ」とかいうふざけた(真面目な)理由で断るのは完全NG。これで折角の恋愛フラグも木っ端微塵だ!(実話)
「デートだとか食事のプランは天気の悪い(山に行けない)日にすればいいや」とか甘い考えを持ちがちな哀れな山男は、女子から「コイツ、ないわ~」と思われているのに気がついていません。ご愁傷さま。
とにかく山に引き込もうとする
「山は良いところ」…わかります。
「山は良いところだから皆登るべきだ」…大きなお世話です。
自分が好きで好きでたまらないものは、他の誰もが好きになるはずというピュアな思い込み(まさに純愛)から、まるで宣教師のように山の魅力を語り続ける山男…。
山に対してあまり興味を持っていない人からすると「興味がないことをしきりに勧めてくるチョットウザいヤツ」と思われている可能性すらあります。
聞くところによると、都会ではケーキとか、スイーツ食うのに30分以上行列に並ぶ世界もあるそうな。自分には信じられませんが、まぁそれはそれでいいでしょう。自分が巻き込まれなければ好きにやって頂いて結構。同様に、他人を無理に山に引き込むつもりはありません。だからスイーツ食うための行列に並ばせるのは止めて…
水と油は交わらないで良し!
富士登山を完全否定
例えば職場の女子が「今年の夏は富士山に登ろうと思っています!」という言葉についての、ピュア山男さんの反応
「富士山は見るのはいいけど、登ってもつまらない山だからね。それよりも○○岳の方が登って楽しいから~…云々」
大きなお世話です。たぶんにその女子は「富士山に登りたい」のであって「山に登りたい」というわけではなかったりするので。いくら自分の好みがあっても、話の腰を折って別の山に登らせようとするのはちょっと…。
「ご来光待ちは結構寒いから、夏でも軽い保温着持ってくといいよ!」とか、役に立ちそうなアドバイスでもする方が会話も弾みます。聞かれてもない山の自慢話をベラベラ語るよりは、少なくとも…。
悪臭を放つ
ある程度ハードに登山をやってると、ある意味「我慢比べ」的な側面が発生してきます。
何日も縦走するなら、その間風呂に入れないのも当たり前。同じパンツを何日も履き続けるとか、ウンコしたあと手を洗わないとかも日常になってきます。
そのことを職場などで正直にカミングアウトしたり、もしくは登山初心者女子に対して「登山は臭くて汚いもんだ! それぐらい我慢しろ!」とか一括しようものなら、完全に引かれる可能性が高いです。
実は臭くて汚い私達の本性は、もうちょっと仲良くなるまで隠しといた方がいいんじゃないかと思う今日このごろ。
全身ワークマンで固めてくる
考えてみたらすぐに分かりそうなことですが、全身ワークマンのウェアでもっさりと身を包んだオッサンよりも、ノースとかアークとかのブランドを爽やかに着こなしたオニイチャンの方が、絶対に女子にはウケる。
「安いのに機能性に優れたワークマン凄い!」みたいなこと言うワークマン女子、リアルで会ったことないし。
インターネット界隈で最近チヤホヤされている感のあるワークマンですが、コスパに優れていたとしても、決してモテアイテムではないと私は思う。
地元のワークマンに何度か足を運んだことがありますが、そこで見かけるお客さんはほぼ100%フツーのオッサンです(俺もその一員か…)。
ワークマン装備で固めるなら、家庭を持ってからがオススメです。金のかからない高機能装備は、所帯持ちサラリーマンの味方! 奥さんも「ノースとかアークの高いウェアを買うぐらいなら…」と購入を許してくれる可能性が高い!?
山岳写真に夢中
山での写真撮影中に言われたのが以下
「これから先はまだまだ長いんだから、そんなところでチンタラ写真撮ってないでもっとさっさと歩いてよ」
せっかく休みを合わせて一緒に行った山なのに、山岳写真に熱を入れすぎてしまうと、パートナーから冷たい眼差しを向けられることも(実話)。誰かと登山に行くときの写真撮影は、行程に支障を及ぼさない程度に。または、写真に対して同じ熱量を持った人と山に行くとかが無難。
「このカメラは自然の緑を深く表現できる」とか、「このレンズは解像感が凄い神レンズ」とか、「とろけるようなボケ味が特徴~」とかウンチク語ってもねえ。その場でスマホの小さい画面やカメラの背面液晶を得意げに見せられても、あまり写真に興味のない人からすると「へーすごいですね(棒読み)」となってしまう。スマホでパッと見るだけならiPhoneの写真でも結構キレイだし。
凍えるような風の吹き荒ぶ稜線上で「今シャッターチャンスだから待ってて!」とか相方を待たせるのもかなり酷なものがあります。体温と共にあなたへの想いも冷え切ってしまいそう。
重量級の三脚やら交換レンズをアレコレと持つ前に、女子の荷物でも持ってやった方がポイントは高い。
こんな記事にいちいち腹立てちゃう
基本的に好評なのぼるひと『男女関係』シリーズですが、たまに真面目な反論だとか苦情が来るんです。
俺が家でビール飲みながら半笑いでテキトーに書いた記事ですよ。もうちょっと余裕持とうぜ。
女子はもっと理不尽なんだから。
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