同じような場所からカメラで撮った無雪期(夏・秋)の山と、積雪期(冬・春も場所により)の山を見比べて見ましょうという記事です。
山は、無雪期(雪のない時期)と積雪期(雪が積もった時期)で、全く違う表情を見せてくれます。同じ山でも、季節によって様々な表情を見せてくれるので、何度も通いたくなってしまうのが山の魅力。
その魅力が少しでも伝わればと、写真を通してご紹介していきます。
無雪期の山と、積雪期の山の写真を見比べてみる
仙丈ヶ岳
『南アルプスの女王』と呼ばれる仙丈ヶ岳。穏やかで大きな山容。積雪期には一面の白銀世界となり、美しさは特に際立ちます。小仙丈ヶ岳付近から撮影しました。
9月に撮影
3月に撮影
三ノ沢岳
中央アルプスの主脈から外れた場所にあり、独立した堂々とした姿を見せる山。個人的には中央アルプスで最も美しいピークだと思っています。極楽平からしばらく進んだあたりから撮影しています。
10月に撮影
3月に撮影
奥穂高岳
北アルプスの最高峰で標高日本第三位(3190m)の奥穂高岳。岩々した厳しく急峻な名峰です。左には前穂高岳、右にはジャンダルムが写っています。涸沢岳付近から撮影しました。
8月に撮影
12月に撮影
鏡平(鏡池)
北アルプスの一角にある有名な池。鏡のように反射する水面からは名峰・槍ヶ岳が映し出されます。冬季にこの池は、雪に埋もれてしまいます。
8月に撮影
12月に撮影
五竜岳
後立山連峰の秀峰。ゴツゴツした、大らかな山体が魅力の五竜岳。遠見尾根を登りきった先から撮影しています。
8月に撮影
3月に撮影
御嶽山
木曽の御嶽山。独立峰ですが山頂部分が広く、場所により厳しく、また場所によっては穏やかな表情を見せてくれる奥深い山です。南端ピークの継子岳付近から撮影しています。
7月に撮影
1月に撮影
涸沢カール
紅葉で有名。穂高連峰に囲まれるように存在するこの美しい圏谷は、多くの登山者を惹きつけています。紅葉だけでなく、雪を抱いた春の季節も素晴らしいです。
10月に撮影
5月に撮影
鹿島槍ヶ岳
北アルプス北部、後立山連峰の盟主である鹿島槍ヶ岳。優美な双耳峰は、登って良し、眺めて良しです。展望に優れる登山ルート、遠見尾根(中遠見山付近)から撮影しました。
7月に撮影
3月に撮影
槍ヶ岳
多くの登山者に憧れの眼差して見られる日本を代表する名峰、槍ヶ岳。ピーク部分は穂先と呼ばれ、切り立った急峻な地形故に、積雪期でも着雪が少ないです。
7月に撮影
4月に撮影
南八ヶ岳
オールシーズン、多くの登山者を迎え入れる人気の山域・八ヶ岳。写真のピークは左から横岳、赤岳、阿弥陀岳。赤岳鉱泉から硫黄岳に向かうルートの道中にある、赤岩の頭付近から撮影しました。
7月に撮影
12月に撮影
中央アルプス
中央アルプスの主脈。極楽平から南に進み、島田娘と呼ばれる場所から撮影しています。稜線の奥、遥か遠くに空木岳、南駒ヶ岳が見えています。
8月に撮影
3月に撮影
八方尾根(八方池)
白馬村からゴンドラリフトを乗り継いで、容易に雲上の世界に立てるのが八方尾根の魅力。観光名所としてポスターなどにも使われる八方池。冬には完全に雪の下に埋もれてしまいます。
8月に撮影
2月に撮影
西穂高岳
穂高連峰の中では、最も標高が低い西穂高岳(2909m)ですが、ロープウェイを使うことで、比較的短時間で登ることができるのが魅力です。緊張感のある岩稜帯を通って、西穂高岳の山頂から撮影しました。
8月に撮影
1月に撮影
立山(室堂)
アルペンルートが開通している時は、比較的手頃に楽しめる3000m峰の立山。立山から室堂を見下ろすように撮影しました。豪雪地帯の山域であり、4月でも圧倒的なボリュームの残雪があります。
9月に撮影
4月に撮影
撮影に使っている機材について
こちらの記事もどうぞ