ディーアイが使用しているレンズフィルターは2つです。
プロテクト(保護)フィルターとC-PLフィルター。
今回の記事ではプロテクト(保護)フィルターを買った理由と、その効果について書いていきたいと思います。
プロテクトフィルター導入の理由 【Kenko Zeta Quint】
Kenko Zeta Quint プロテクトフィルター
今回紹介するのが『プロテクトフィルター』、『保護フィルター』とも呼ばれます。
名前の通り、レンズの前玉を保護するために使用するためのものです。
無色透明のガラスでできています。
ディーアイが今回購入したプロテクトフィルータは、
KenkoのZeta Quint(ゼータ・クイント)という製品です。
保護フィルターの中でも上級ラインに位置します。
Zéta Quint(ゼータ クイント)は、最高クラスの性能を持つケンコーのフィルターシリーズ「Zéta」から衝撃や汚れに強く、さらに進化したフィルターシリーズ。
「強化ガラス」「ジュラルミン枠」「ダストフリーコート」「ZRコート」「ガラス外周墨塗り加工」の5つの主要な機能を持ちます。
カメラレンズに装着することで、汚れ・キズ・衝撃から大切なレンズを保護します。無色透明で可視光に影響を与えません。高級レンズの保護に最適です。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROというレンズに装着したところ。
保護フィルター導入の理由
ディーアイはEOS 6Dというカメラを何年も使っていますが、保護フィルターは使用していませんでした。
何かにぶつけてレンズの前玉に傷が入ったこともありますが、写りには影響がなかったのでそのままにしていました。
2018年の6月、クライミングや沢登りなどで、装備のコンパクト化と軽量化の一環として、OLYMPUSのOM-D E-M5 Mark IIというカメラを買いました。
新しいカメラとレンズは、これまで以上に厳しい屋外の環境に晒していくつもりなので、レンズの防御力をアップさせる目的で保護フィルターの導入を決めました。
保護フィルターの効果
上の写真はEOS 6Dで使っているEF24-105mm F4Lというレンズ。
10万円ぐらいするレンズですが、プロテクトフィルター無しで使用したため、いつの間にかレンズの前玉に傷がついていました。
写りにはそれほど影響していないですが、気分的に良くないですね。
数千円の保護フィルターを装着していれば、レンズをぶつけた時にフィルターが犠牲となってくれるので、数万~数十万のレンズの前玉が傷つかずに済みます。
もし前玉が割れてしまったら、修理代は何万円とかかりそうです。一方で、保護フィルターが割れた場合は、フィルターを買い替えるだけで済みます。
経済的なダメージが少なく済みそうなのは安心ですね。
ちなみにこのレンズを壊したときの記事はこちら。
上の前玉に傷が入ったレンズの写真は、修理に出した後についたものです…。(修理の際にはもっとデカイ傷が入ってました)
撥水・防汚性
今回購入した『Zeta Quint』という保護フィルターには、撥水性を高めるコーティングがされています。
水を弾いてくれるので、濡れたあとでもサッと一拭きするだけで、、写真への無駄な映り込みを減らすことができます。
上の写真は、レンズの前玉が濡れた状態で撮影したものです。
レンズが濡れる可能性がある場合は、レンズクロスも一緒に持っていきたいものです。
撥水がないレンズだと、拭き取った時にベタっと水が残ってしまうことがありますが、撥水効果のあるレンズでは、軽く拭くだけで簡単に水滴が消え去ってくれます。
ちなみに水滴を拭き取る場合、レンズクロスは厚手のマイクロファイバー製をおすすめします。薄いレンズクロスは吸水性がイマイチなので…。
強化ガラス
現在使用している『Zeta Quint』は強化ガラスを採用しているので、特に強度が高いフィルターです。
他のフィルターなら割れたり傷が入ってしまう条件でも、生き残ってくれそうな雰囲気。
Zéta Quint 衝撃や汚れに強く、さらに進化した最高級フィルター
【Zeta Quintの紹介動画。強度試験映像もあります】
これで登山中、ラフな使い方をしても大丈夫!(たぶん)
保護フィルターの欠点
大切なレンズを守ってくれる保護フィルターですが、撮影の際に注意すべき点が一つあります。
EF50mm 1.8に安い保護フィルターをつけて撮った写真です。
もともと逆光に強くないレンズに、保護フィルターを装着した状態で、強い光源を入れた写真を撮るとゴーストが容赦なく出現します(写真中央やや上)。
良い(値段の高い)保護フィルターの場合、光の乱反射を抑えるコーティングがしてあるのでゴーストは出にくくなると思いますが、それでも何もフィルターを装着していない場合と比べると、光の反射が多少なりとも存在していまいます。
何よりも画質が全てと思う方は、保護フィルターはつけない方が良さそうです。実質ほとんど画質が変わらなくても、気持ち的な引け目があると思いますし…。
保護フィルターのラインナップ
単純に保護フィルターといっても、いくつかの種類があります。
ここではKenkoの保護フィルターをいくつかご紹介していきます。
ZXプロテクター
Kenkoの保護フィルター最上級ライン。
ガラスの平面をとことん追求したフローティングフレーム採用。低反射のZRコート、撥水・防汚加工と、これ以上ない最高級保護フィルターです。
Zeta Quint
Kenko保護フィルターの上級ライン。ディーアイが使っているモデル。強化ガラス採用で頑丈。撥水・防汚加工と低反射ZRコートと充実の機能です。
PRO1Dプロテクター NEO
撥水・防汚加工と、低反射コーティングの加工がされた保護フィルター。お値段も上に紹介した2つのレンズフィルターと比べるとだいぶリーズナブルです。
MCプロテクター
今回ご紹介する中で最もリーズナブルな保護フィルターです。これなら割っても経済的損失は少ないです。低反射マルチコート採用。
※注意※
レンズごとに対応しているフィルター経は異なるので、買う場合は自分のレンズに合ったサイズのフィルターを選ぶようにしてください。
使用しているカメラ・レンズ
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