雨の日の山歩き【北八ヶ岳・高見石・白駒池】

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最近の休日は何かの嫌がらせのように雨続き。

雨の休日は、ボルダリングジムに行ったりしていたのですが、ここ最近は手首の不調により負荷の高いクライミングは休止中。

山は、高所から絶景を見渡すことと、写真撮影をすることを楽しみとして通っているのですが、雨の日だと肝心の景色は期待できそうにありません。

ですが、最近の山不足感は酷く、ちょっとメンタルやられそうになってきたので、ちょっと裏山まで散歩に行ってきました。

 

場所:長野県、北八ヶ岳

登山日:2018年9月21日

登山タイプ:登山/ハイキング

メンバー:ディーアイ(単独)

 

雨の日の山歩き【北八ヶ岳・高見石・白駒池】

雨の日でもコケの森を楽しめ、比較的危険が少なく楽しめる場所、北八ヶ岳。

ディーアイの自宅からも割合に近いので、散歩にぴったりな場所です。

車で行くので、駐車場に歩いて戻ってこれるルートを考えた結果、麦草峠→高見石→白駒池→麦草峠の周回をすることに決めました。

 

今回歩いた場所について

北八ヶ岳

北八ヶ岳(きたやつがたけ)は、八ヶ岳連峰の北部、フォッサマグナの中央部を占める大規模複成火山体である八ヶ岳火山列のうちの、北側を指す。「きたやつ」と略される。全域が長野県に属する。

蓼科山横岳などの溶岩ドーム成層火山からなる。標高2,000 m台の山々で構成され、ハイキングから本格登山まで楽しめる。南八ヶ岳に比べ、斜面がなだらかで岩場が少なく森も多いので、山スキーの適地となっている。

wikipediaより

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【画像】北八ヶ岳は本州のこのへんにあります

訪地域在住の自分にとって、八ヶ岳は「でかい裏山」といった印象です。標高はけっこう高いですが、登山口へのアクセスも容易で、割と気軽に登れる山です。(逆に、登山道がほぼ整備されていない低山のヤブ山の方が道迷いリスク諸々で怖いぐらいだったり)

 

アクセス

車で行って、麦草峠の無料駐車場に停めました(トイレあり)。

白駒池にもっと近い駐車場もありますが、そちらは有料です。

登山用品には金を惜しまないクセにこのへんはケチなので、無料の駐車場がある方にしました。

 

今回歩いたルート

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【画像】今回歩いたルート(緑の線)

麦草峠にある無料駐車場に車を停めて、高見石、白駒池を巡って周回するルートです。

コースタイムだと2:45ほどで、比較的登山経験のない方でも楽しめるハイキングコースです。

 

天気に関して

今回の山行を行った日は、朝から雨予報でした。

レインウェアは上下と、ザック(リュックサック)のレインカバー(防水袋)は必携。

また、雨の中のんびりコケの森を撮影しようと思ったので、雨に強いOLYMPUS OM-D E-M5 Mark II(カメラボディ)とM.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO(レンズ)を持っていきました。

いままで沢登りで散々濡らしても壊れなかったカメラなので、雨の中で扱うことには全く抵抗がありません。

 

強力な耐水性がある標準ズームレンズ。他社のズームレンズに比べると驚くほど被写体に寄れ、簡易マクロ的な扱いも可能です。

 

麦草峠からスタート

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無料駐車場のある麦草峠からスタートです。トイレは臭いがなく意外と快適。

雨予報でしたが、幸運にも雨は止んでいるかパラパラ小雨状態だったので、レインウェアを着ずにスタートできました。

 

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濡れて滑る木道歩き。

 

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最初ちょっと開け方に戸惑う鹿除けネットを通過し、いざ北八ヶ岳、緑の森へ。

麦草峠の小屋(麦草ヒュッテ)を振り返ったところ。

 

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白駒池と高見石への分岐。今回は直進!

 

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このへんで有名なのは白駒池なので、麦草→高見石はメジャーでなく整備が追いついていないのか、登山道はところどころ荒れているような場所もありました。

 

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北八ヶ岳の多くはコケに覆われた森です。

コケは、太陽が出ていない時の方がしっとりしていていい感じですね。

 

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コケの間を切り開くように作られた登山道を登っていきます。

 

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キノコいっぱい。

 

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登山道は雨で濡れていて、ところにより上の写真のようになっていました。ゴアテックスなどが使われた防水性のある登山靴推奨です。

 

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時々コケの解説が入ります。

 

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コケによる『緑の絨毯』感を出すために、カメラはバンザイ状態で高いところに構え、バリアングルモニターを見ながら撮影した写真。

 

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キノコ。食えるかどうかは知りません。

 

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霧雨、時々明るくなる。

 

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雨と木の匂いを久しぶりに嗅いで、山に戻ってきた感がしてホッとする。

 

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この日に踏んだ唯一のピーク『丸山』 2329m。

 

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濡れた岩はよく滑る。岩ゴロゴロで、転ぶと怪我する可能性もあるので慎重に。

 

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バリアングル液晶を確認しながらローアングルで。M.ZUIKO PROレンズの真骨頂「ズームなのに寄れる」発動。

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上に同じ。

 

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木とキノコ。

 

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濡れた木道もよく滑る。このへんまでくると高見石はもうすぐ。

 

高見石

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高見石小屋。営業はしていましたが今回は立ち寄らず。

 

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高見石小屋の裏手にある岩(高見石)を登っていきます。

 

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雨で見れないと思っていた白駒池が見えた!ちょっと嬉しい。

 

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中山~にゅうを含めて周回することも可能でしたが、今回はそんなに距離を歩きたい気分ではなかったので、高見石から白駒池を目指して下っていきます。

 

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ここまで来れば白駒池までもう少しです。

 

白駒池

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白駒池に到着です。

 

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紅葉はまだ始まったばかりの様子。紅葉の白駒池にも興味はありますが、そんな時にはきっと激混みで、今回のようにゆったり静かな散歩はできなさそうです。

 

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白駒荘(旧館)。

 

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2017年12月31日、火事により全焼した白駒荘(新館)。

だいぶ再建が進んでいました。

 

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白駒池をぐるりと一周します。

 

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マリオに出てきそうなキノコを発見!

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このキノコ、木道の下に生えていたので撮影が大変でした。木道を踏み外さないように気をつけながら、バリアングルモニターを使いつつ、変な姿勢で撮影した記憶が。

 

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青苔荘のフラットなウッドパネルのテントサイトは、そのうち一泊してみいたいです。

 

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色づき始めた葉っぱと白駒池。

 

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白駒池から国道299号線までの道は、これでもかというほど整備されています。雨天というのに、白駒池周りでは普段着(街着)の人もちらほらと見かけました。

 

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天狗の奥庭(ガスで真っ白)を越えて、麦草峠を目指します。

今まで降ってもパラパラ程度だった雨が、この後からは本降りに。レインウェアを着るか迷いましたが、駐車場まであと少しだったので強行突破することに決定。

 

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八ヶ岳の火山岩 ~緑のコケを添えて~

 

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すっかり本降りになりましたが、そこまで濡れずに駐車スペースまで戻ってきました。

 

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服もカメラも少し濡れましたが、問題なし。

久しぶりにゆっくりと山歩きをしましたが、楽しかったです。

 

雨の日は、吹きさらしになるような岩稜帯の歩行などには不向きですが、コケやキノコを楽しみながらしっとりとした森歩きをするのには良いのかもしれません。

太陽が燦々と照っている日は、強力なスポットライトが当たる形になるので、写真もコントラストが強いものになりがち。深い緑の森を撮るには、太陽光が拡散した雨や曇りの日も悪くないのかもしれません。

最後に、ブログ記事のタイトルに「雨の日の散歩」と書きましたが、結局雨が本降りになったのは最後の最後になってからでした。行動中のほとんどは雨に降られず、降ってもパラパラ状態だったので、あまり雨中の散歩って感じではなかったですね。こっちとしては、洗い物が減るのでそれで良かったんですが。

 

 

今回の山行に持っていった装備

 

 

 

 

 

他の山行記録

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