国産アウトドアブランドのモンベル(mont-bell)より、2020年から発売開始となった寝袋(スリーピングバッグ)の新たなフラッグシップモデルが、シームレスドライダウンハガー。
シームレスドライダウンハガーの中でもオールラウンドな#3を購入したので、早速3月の中央アルプスでテストしてみました。
今回はファーストインプレッション的な記事です。
【モンベル】シームレスドライダウンハガー900 #3を雪山で使用
製品説明
【シームレスドライダウンハガー900 #3製品説明】
ダウンの片寄りを防ぐための隔壁を廃した、画期的な「スパイダーバッフルシステム」採用の防水スリーピングバッグ。縫い目の少ない構造を生かし、防水透湿性素材を使用することで高品質ダウンを濡れから守り、中綿の保温力を最大限に引き出します。モンベル・スリーピングバッグの特長である「ストレッチ」「軽量コンパクト」はそのままに、1ランク上の暖かさを実現。スリーピングバッグカバーが不要なため、荷物を少しでも減らしたいアクティビティに最適です。汎用性に優れ、夏の高山から冬の低山キャンプまで一年を通して使用できます。
【素材】表地:ゴアテックス インフィニアム ウインドストッパーファブリクス[13デニール・バリスティックエアライトナイロン〈撥水加工〉]
裏地:7デニール・バリスティックエアライトナイロン
【重量】626g(652g) ※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。
【カラー】バルサム(BASM)
【収納サイズ】∅15×30cm(4.7L)
【コンフォート温度】4℃
【リミット温度】-1℃
【エクストリーム温度】-16℃mont-bell公式サイトより引用
テスト環境
期間:2020年3月12日~3月13日
標高:約2500mぐらい
朝晩の気温:ヤマテンの気温予報で-5℃ぐらい(温度計持ってない)
天気:晴れ
着用した衣類・レイヤリング
・薄手のフリースキャップ
・ミレーの網シャツ
・中厚手メリノウールベースレイヤー
・パタゴニア・ナノエアライトフーディー(中間着)
・パタゴニア・ダウンセーター(保温着)
・ノースフェイスの薄手のフリースタイツ
・パタゴニアの中厚手ソフトシェルパンツ
・スマートウールPhDヘビークルーソックス
・モンベルのダウンフットウォーマー(象足)
・マットはサーマレストのZライト・ソルのスモールサイズと1mmぐらいの銀マット併用。
以上の衣類を着込んで寝てみましたが、日が暮れてからは足元がスースーしてちょっと寒かったです。なので、念の為に持ってきたダウンパンツ(ウェスタンマウンテニアリング・フライトダウンパンツ)を着用。
使用してみた感想
3月でまだまだ雪が残る山の中、2500mほどの標高で夜を迎えるとなると、シームレスドライダウンハガー#3の保温力では下半身の寒さを感じました。そこで、ダウンパンツ(保温力高めの製品)を併用してみたところ、下半身の寒さは完全に解消されました。
中間着(ナノエアライト)+保温着(ダウンセーター)と着込むことで、特に寒さを感じることはありませんでした。
結果として上記のレイヤリングで、朝まで特に寒さを感じること無く寝ることができました。
3月としてはマイルドな気象条件でした。その事実も踏まえて考えると、私の使用用途では、(衣類の組み合わせ次第で)恐らく4月~11月ぐらいの間はシームレスダウンハガー 900 #3で問題なく寝ることができると感じました。
上半身については、ダウンセーターではなくフィッツロイダウンパーカなど、より保温力の高いジャケットを着れば、もっと気温の低い環境でもシームレスダウンハガー 900 #3で行けそうな気がします。
寒さの感じ方は人それぞれなので、あくまでも参考までに。
今回はシームレスドライダウンハガー 900 #3の初回テスト。保温力についてどう感じたかということに対し、とりあえず記事にしてみました。
長期的に、様々な環境で使用してみての詳細なレポートを書くのには、まだまだ時間が必要です。そのうち記事にはしたいと考えていますが、何ヶ月先になることやら…。
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